車のトレンドとは?絶滅危惧、生産中止車となってしまう理由とは?

生産中止車となってしまう理由

車のモデルチェンジごとに買い替えを考える人がいる一方で、新しい車には興味がなく、古い車のほうが好きという人もいます。そんな人にとって気になるのは、今では見かけなくなってしまった車の存在ではないでしょうか?

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日本で見かけなくなった絶滅危惧車の特徴

トヨタのカローラや日産のスカイラインのように、何度もモデルチェンジを繰り返しつつ常に存在する車がある一方で、もうほとんど見かけることのない生産中止車・絶滅危惧車もあります。

その違いはどこにあるのでしょうか?日本のトレンドとともに、絶滅危惧車の特徴をみていきましょう。

収益性が見込めない

まず、画期的な装備やオプションを備えていたものの、製造コストがかかり過ぎる車は生産中止という判断を下される場合があります。その開発費用と収益性が釣り合っていないということで生産がストップししまうのです。

主流ではなくなった

主流ではなくなった車の例として日産シルビアがあります。2002年当時には大きな空間を有するミニバンであるノア・エスティマ・ヴォクシー・ステップワゴンが人気を占めていました。その背景からクーペの人気は陰りを見せており、売り上げは減少し需要も低下。

しかもS15型シルビアは右ハンドル仕様のみの生産だったので、実質日本専用車でした。そのため海外市場でも販売されず採算性が悪化。さらに当時のスポーツカーといえば、フェアレディZやGT-Rというハイパワーのタイプが人気となったこともあり、シルビアは排ガス規制を乗り切るためのマイナーチェンジは行われずそのまま生産中止されました。

モデルチェンジを重ねるため

販売されて数年は人気車であっても、時代の需要に合わなくなり、モデルチェンジを重ねるたびに人気に陰りが出てくる車も数多くあります。

1990年に登場した日産プリメーラも、そんな車のひとつ。

稀代の名車と評価されることもありましたが、セダンタイプのニーズが落ちてきた時期と重なり、たった2度のモデルチェンジで姿を消すことになりました。

人気車でも見かけなくなる別の理由として、後継車が出ることもあります。トヨタのスターレットの例を見てみましょう。

スターレットは1973年から1999年まで生産されていた人気車でしたが、1999年に後継車のヴィッツが販売されたことで、生産が終了することになりました。

やはり、デビューしてから数年は人気車であっても、5年、10年経つと古いタイプとみなされてしまいます。時代によってニーズも変わっていくので、モデルチェンジをしたとしても、ニーズをつかみきれずに姿を消していってしまうこともあるのです。

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生産されなくなった車種

昭和後半・平成初期に出た車は多数ありますが、そのような車も時代が経つにつれ見かけなくなり絶滅危惧車になってしまいました。そのような車がなぜ生産されなくなってしまったか、その理由を紹介します。

トヨタ スターレット(4代目)

トヨタのスターレットは発売当時トヨタのメイン車種といっても過言ではない程、多くのユーザーが乗っていた車です。ファミリーカーや営業車としての汎用性の高さ、しかも手頃な価格で購入しやすいということもあり、多大なる人気を集めていました。

1989年末に発表された当時は街中を見渡してみれば、走っていない日はないというほどの人気ぶりを発揮していました。しかし、トヨタの小型車は1999年に発表されたヴィッツに移り変わりました。

日産 プリメーラ

1990年に登場した日産プリメーラは欧州車を彷彿とさせるようなパッケージングと乗り心地を実現し、多くのユーザーの心を虜にしていました。海外では高級車ブランドのインフィニティから、G20としても販売。話題性もあり非常に人気な車種でしたが、モデルチェンジを重ねていく間に、セダンタイプの車自体の人気が薄れていきました。販売台数が減少し、2008年に生産が中止されました。

マツダ デミオ(初代)

デミオはコンパクトカーながらステーションワゴンとしての使い方もでき、この広さ・使いやすさから人気を集めていました。この車のおかげで当時経営不振だったマツダを救うほどの活躍をしていました。

コンパクトカーとしてのポテンシャルもさることながら、走行性も非常に高く万能な車といわれています。営業車としても選ばれており、人気の高い車だったものの、時代の流れとともに姿を消していきました。

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ホンダHR-V

HR-Vは乗用車のボディを流用しているクロスオーバーなSUV車です。発売された1998年当時は3ドアのみの販売でしたが、1999年には5ドアも展開され順調に売り上げを伸ばしていました。

価格帯は約120万という買いやすさから人気を集めており、国内外問わず多くの人が選んでいました。海外でも人気があったということから、日本から中古車として多く出回っており、日本からは姿を消すことに。

ダイハツ オプティ

1992年に登場したダイハツオプティ。同社から販売されているミラをベースにした、スペシャリティーカーとしてフロントシートを重視しているリーザの後継車種です。この車は当初3ドアのみでしたが、後部座席にも配慮した仕様になったといわれています。

オプティの人気に拍車をかけたのは1996年に発売されたレトロ風モデルのクラシックです。この車の内装にはプロテインレザー製のシートが採用されており、見た目だけではなく内装も高級仕様になりました。

オプティの仕様は、後に発売されるミラジーノにも採用されたが、オプティは2代目で4ドアハードトップとなり、そのまま絶滅危惧車になりました。

日本で見かけなくなった車の装備

先進的な車の装備を幾つも開発してきた実績がある、自動車大国の日本。ここでは、日本初や世界初の技術だったにもかかわらず、日本の絶滅危惧車でしか見ることができなくなった技術・装備についてご紹介していきます。

オートスポイラー

時速70Kmになるとスポイラーが自動で下降し、50Km以下になると自動で格納するという空気抵抗を減らすためのシステムがオートスポイラーです。

このシステムは、1986年に登場したスカイラインクーペに、日本で初めて搭載

当時は、エアロパーツが流行していた時代で、1990年の三菱GTOや1993年の80スープラにも、オートスポイラーが採用されました。

現在では、オートスポイラーを採用しているのはホンダS660のみ。実は、S660も生産終了の噂が流れたことのある日本の絶滅危惧車なので、どうにか生き残ってもらいたいところです。

コンピュータシミュレーションで空気の流れを解析できるようになったことで、大掛かりなエアロパーツの必要性がなくなっています。

リトラクダブルヘッドライト

このライトは80~90年代の多くのスポーツカーに採用されており、標準装備となっていました。リトラクダブルヘッドライトが採用されている理由は、当時ヘッドライトの高さの規定が厳しかった頃に、ボンネットを低くしてもライトの最低地上高を確保するために格納式で可動すると、ライトの位置を変えることができるからです。

リトラクダブルヘッドライトは、2002年8月マツダRX-7の生産終了と同時に新車からは姿を消すこととなりました。

コラムシフト式マニュアルトランスミッション

1985年当時、AT車とMT車の使用率は、AT車は約48%と若干MT車の方が高かったです。1990年に入ってからはAT車の使用率が急激に上昇し、約70%まで上昇。さらに2000年には約90%まで上昇し、AT車が主流になっています。

その時代の流れで消滅してしまったのがコラムシフト式マニュアルトランスミッションです。タクシーでは使われていることもありましたが、タクシー車も徐々に使用しなくなり、AT車の流行に合わせて消滅したといわれています。

ODスイッチ

オーバードライブ(OD)ボタン付きオートマチックトランスミッション車も、見かけることが減りました。ODボタンは通常オンにしたままで走行しますが、緩やかな下り坂などではオフとします。オフにすることでギヤを下げることができ、軽いエンジンブレーキを掛けた状態で走行することができるのです。最近ではCVTなど無段変速ギヤを採用する車が多く、その場合にはODボタンは装備されません。

電動ロッドアンテナ

これは、車載AM/FMチューナーのスイッチに連動しアンテナが自動で伸縮する便利な装備です。

利便性は高いものの、1990年代に入り、前後のウインドウに貼り付けるシールタイプのアンテナ・ルーフアンテナなどのさらに便利なものが続々と登場したため、初期の電動ロッドアンテナは衰退していきました。

その後、シャークフィンアンテナに進化し、ワンセグやテレマティック・カーナビなどにも対応するようになりました。

灰皿・シガーライター

現行車にはもうほとんど採用されていない装備ですが、1960年代は喫煙者が多いという事もあり標準装備になっていました。

しかし年々禁煙ブームが強まると同時に、灰皿やシガーライターは標準装備されることはなくなっていき、現行車にはほとんど搭載されていません。

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絶滅危惧車がひそかに人気を集めている理由

これまで絶滅危惧車になる理由を紹介していきましたが、これらの絶滅危惧車は今人気を集めています。ではなぜ今になって人気が出てきたのでしょうか。ここでは絶滅危惧車といわれている車が人気を集めている理由を紹介していきます。

オリジナルコンディションを維持するのを好んでいるから

日本では貴重な個体の車を尊重している文化があるため、旧車だったとしても大事にしている人が多いことが人気を集めている理由にあげられるでしょう。

また欧米ではカスタマイズして車を乗ることを好んでいる人が多いです。カスタマイズをすれば現行車と遜色ない動力性能で乗れるという事もあり、レストモッドなどのカスタムをしています。

レストモッドとは、劣化・故障などしてしまった旧車を新品状態に近い状態まで修復し、自分好みにカスタマイズするということです。

希少価値が高いから

絶滅危惧車は、生産終了しているものがほとんどで、入手経路がオークションなどでしかなく限られているため、希少価値が高いです。この希少価値の高さから、プレミアがついていることがほとんどになります。

その希少価値の高さに魅力を感じている人が多く、そのような車を持っていることで、「自分は希少な車を持っている」という優越感に浸れると同時に満足感を得ることができるといった考え方もあります。

なかには高価なものもあるから

車はかつて一部の人しかもっていない贅沢品といった文化があり、車を持っていることが特別なステータスという考え方もありました。

また車は現在でこそ購入はしやすくはなりましたが、その中でも旧車は高価で資産価値として高いので、こだわりを持っている人が多いです。

性能が良かったから

絶滅危惧車であっても現行車に負けないほどの性能を持っている車があります。なかには現行車を超えている性能の車も多く存在します。そのような背景から、一部の走り屋にとっては需要が高く、性能を重視してあえて旧車を選ぶという人も。

デザイン性が高いから

絶滅危惧車はフェンダーミラー・角ばった無骨なデザインが多く、現代車にはないかっこよさを秘めている車があります。またそのようなかっこいい車だけではなく、レトロでかわいらしいデザインの車もあるので、女性からの人気も高いです。

まとめ

日本の絶滅危惧車には、過去に日本で走り回っていた魅力的な車があります。しかしながら時代の流れとともに生産終了となり、現在で見かけることはなくなってしまいました。

絶滅危惧車となっているからといって人気がないということはなく、現在ではその希少性からひそかに人気を高めています。

今回紹介したような絶滅危惧車はオークションで取引されていることもあるので、入手自体は不可能ではありません。もし購入したいと思ったときは、オークションなどを利用して購入してみるのも良いでしょう。

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最強買取マガジン 編集部です、 自動車に関する情報~「自動車を売りたい方」に役立つ知識や情報をお届けしていきます。

 

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