1番盗難されやすい車は?愛車を盗難から守る車を盗まれないようにする4つの対策

盗難車全国ワースト1位の車
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盗まれやすい車とその車の特徴

盗まれやすい車について知っておくと、そこから、どんな車が盗まれやすいのか特徴が見えてきます。

1番盗まれやすい車はレクサス

2018年の日本損害保険協会が実施した「自動車盗難事故実態調査」によると、日本国内の盗難車全国ワースト1位のメーカーはレクサスです。

ここ数年は、盗難被害台数ワースト1の車はプリウス(トヨタ)でしたが、レクサスの人気に比例してかレクサスの盗難被害が増えています。

ワースト3位はランドクルーザー(トヨタ)、4位はハイエース(トヨタ)、5位はアクア(トヨタ)、いずれも海外で高い人気を誇る車種です。

ちなみに6位以降は、アルファード(トヨタ)、7位は同率でカローラ(トヨタ)とハリアー(トヨタ)。9位は同率でヴェゼル(ホンダ)・フォワード(いすゞ)・レンジャー(日野)となっています。

盗まれやすい車のランキングの上位、1位から7位までは、海外でのネームバリューがあるトヨタが独占。国内外で人気のあるブランド、国産の高級車メーカーとして名高い車種が盗まれていることが分かります。

盗まれやすい車の特徴

1番盗まれやすい車の車種は、3つの特徴があります。

・海外需要のある車

1番盗まれやすい車であるレクサスは、レクサス=高級車というブランド化に成功しているため、北米やアジアの富裕層から高い人気があります。

現在のレクサスは、セダンからSUVまでラインナップが豊富になったことで、多様な海外需要に対応してきました。そのため、盗難される数も増えきてしまったと考えられます。

・実用性にすぐれている

実用性にすぐれている車種の代表格で盗難率が高いのがハイエース。人や荷物の運搬にすぐれているため、発展途上国などで高い人気があります。

ランキング9位に、中型トラックのフォワードやレンジャーが入っているのも、実用性にすぐれている信頼性の高い日本車だからです。

・パーツの需要がある

世界全体で440万台以上売れているプリウスは、流通している車両が多い分、中古パーツの需要も増えてきているため、盗まれやすい車の上位になっています。

プリウスなどのハイブリット車は、バッテリーは交換費用が高額になるため、バッテリーや動力パーツなどを売る目的で盗難されることも多いようです。

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なぜ車が盗まれてしまうのか

自動車盗難は、なぜ起きてしまうのでしょうか?主な理由を3つご紹介していきます。

国内で売買するため

盗んだ車を売ることができれば、それで得られた金額が窃盗犯の儲けになります。そのために、国内外で人気の高く売れそうな車種が狙われるのです。

そして、その盗まれた車はネットオークションや車買取業者で売買されます。

車買取業者の場合、被害届が出されていれば査定時にそれが盗難車であることが発覚するので、取り戻せることが多いです。また、民法193条に定める通り、オークションに出された場合も2年以内であれば取り返すことができます。

ネットオークションは古物営業法の対象となっており、運営者には出品者に対し身元情報の提示を義務付けているので、警察の捜査が入った場合でもスムーズに見つかるでしょう。そして犯人が特定され次第損害賠償請求を求めることができます。

車が盗まれてしまった場合には早急に被害届を提出しておくことが重要です。

輸出売買をするため

盗難車は国内で売買するよりも、海外で売買したほうが、摘発されるリスクが低くなります。そのため、窃盗犯は盗難車をできるだけ早く輸出しようとするのです。

窃盗犯としては、海外へ盗難車を輸出すると、摘発されるリスクが低くなるだけでなく、需要のある海外のほうが、より多くの儲けを得られるという旨みがあります。

こちらの記事では、なぜ日本車が海外で需要が高いのかということを紹介しています。

犯罪で使用するため

主に密売や逃走など、犯行の際の足取りを追われることがないようにするために、盗まれることもあります。

そして、犯罪で使用するために盗まれた場合は、使用後に転売、乗り捨てされたりすることがあります。

とはいえ、乗り捨てされた車両が発見されるというのはまれで、ほとんどの車両は証拠隠滅のために海や山に捨てられたり、燃やされたりすることもあるようです。

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車が盗難された後の車の末路とは?事前に防ぐ方法!

盗難された車の末路は、3つのパターンのいずれかに当てはまります。それは、乗り逃げ・車体丸ごと転売・パーツ別に盗まれるということです。

乗り逃げ

国内で売買したり、海外に輸出したりする目的でなく、単にキーがささっているのを見て衝動的に車を盗んだ場合は、そのまま乗り逃げされることがあります。

人通りの少ない道や電灯があまりない薄暗い道で、油断していたときに盗まれるということがケースとして多いです。

少しコンビニに行っている間や少し目を離した隙に盗まれてしまうことがあるので、キーをさしっぱなしにして車から離れることがないようにしましょう。

車体が丸ごと転売

プロの窃盗グループは、所有者の生活リズムや駐車場の環境、防犯状況を十分に下調べしてから、計画的に犯行を実行します。

複数人で素早く計画的に行われるので、防犯対策を強化していなければ、狙われてしまった車の盗難を防ぐことは難しくなります

窃盗グループは、何度も下見を重ねて盗むタイミングを見計らっているので、長期で家を空けるときなどには、車の防犯対策に念を入れておく必要があるでしょう。

パーツ別に盗まれる

プロの窃盗グループも、素人もよく行っている手法です。車のパーツの中でよく盗まれているのが、バンパーやドアミラーなどの外装品、カーナビ、タイヤ・ホイール、オーディオ、ETC車載器などです。

盗んだ後は、インターネットを利用して個人ユーザーに向けてパーツを売っていることがほとんど。

そのような人が売っている場合は、明らかに相場価格とは違う価格で販売されていることが多いので、怪しいと思ったら購入は避けたほうが良いでしょう。

車の盗難を防ぐための4つの対策

大切な愛車が、盗まれやすい車のランキングに入っているのであれば、盗難対策をしっかりと行っておきましょう。ここでは、4つの対策をご紹介します。

ハンドルロックをする

ハンドルロックには、1ヶ所で止めるものと2ヶ所で止めるタイプがあり、素材も鋼鉄製や合金など様々です。

プロの窃盗犯が本気になれば、ハンドルロックを解除することは難しいことではありません。

とはいえ、ハンドルロックの解除には時間がかかりますし、なにより所有者の防犯意識が高いということをアピールでき、抑止効果にはなります。

ハンドルロックを選ぶ際には、簡単に切断できない硬い材質のもので、複製できないディンプルキー付きのものを選ぶようにしましょう。

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タイヤロックをする

タイヤとホイールをロックすることで、自走できなくする防犯アイテムです。ハンドルロックよりもかさ張り、設置にも時間がかかりますが、その分、車が盗まれる確率は下がります。

特に、ホイールごと覆い隠すタイプのタイヤロックは防犯効果が絶大ですのでおすすめです。

毎回の駐車の際にするのは無理でも、長期間使用しないときなどには、防犯対策のためにしておくようにしましょう。

警報機やセンサーを付ける

窃盗犯は大きな音や明るい光を嫌います。そのため、ガラスの振動、不自然なドアの開閉に反応する警報機やセンサーを付けることは、盗難対策として有効です。

少し前までは、警報機やセンサーは高額でしたが、近年はリーズナブルな値段のものもあるので購入しやすくなっています。

GPS追跡サービスを利用する

位置情報を追跡できるGPSを車両に搭載しておくと、万が一盗まれたときでも、車を追跡して車両を発見できる可能性が高まります。

警察と連携して車を発見、確保するサービスもありますので、盗まれやすい車のランキング上位の車種に乗っているのであれば、こうしたGPS追跡サービスの利用も検討しましょう。

まとめ

1番盗まれやすい車は、国産の高級車メーカー「レクサス」です。2位から5位は、プリウス・ランドクルーザー・ハイエース・アクアとなっていて、上位をトヨタが独占していました。

盗まれた車は輸出販売されたり、犯罪で使用されたりしてしまうこともあるので、人気車種に乗っている場合は、しっかりと盗難対策をしておくようにしておきましょう。

 

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