結婚したら車はどうする?判断のポイントと必要な手続きを紹介

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結婚という人生の大きな転機。新しい生活への期待とともに、「車をどうするべきか」と悩んでいませんか。夫婦それぞれが車を持っている場合、維持費の負担は大きくなります。結婚後のライフスタイルや住環境によっては、車を手放すことで家計が楽になるケースもあるでしょう。

この記事では、結婚後に車を手放すべきか、維持すべきかを判断するポイントをわかりやすく解説します。維持費のシミュレーションや必要な手続きについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

結婚後に車を手放した方が良いケース

結婚を機に生活環境が変わり、車が必要なくなる場合があります。例えば、以下のようなケースです。

  • 夫婦それぞれ車を所有している
  • 専業主婦(夫)になる予定がある
  • 交通アクセスの良い場所に住んでいる
  • 出産や子育てをする予定がない

結婚後の生活をイメージし、本当に車が必要かどうか検討しましょう。

夫婦それぞれ車を所有している

夫婦それぞれが車を所有している場合、家計の見直しも兼ねて、車を1台にすることを検討しましょう。1台を手放せば、そのぶん維持費が浮きます。ガソリン代はもちろん、駐車場代金や税金なども節約することが可能です。

浮いたお金は、生活費に充てたり貯金したり、夫婦のために活用できます。どちらの車を手放し、どちらを残すのかは、夫婦でよく話し合って選択しましょう。

専業主婦(夫)になる予定がある

専業主婦(夫)になる予定がある場合は、車を手放すことを検討しましょう。配偶者が通勤で車を使わない場合、車を使用するタイミングが重なることはほとんどありません。比較的自由に車を利用できるため、近くにスーパーや病院などの生活に必要な施設が付近になくても問題ありません。

また、専業主婦(夫)は基本的に収入がないため、そのぶん維持費の負担は大きくなります。車を手放すことで、家計への負担を軽減させることが可能です。

交通アクセスの良い場所に住んでいる

交通アクセスの良い場所に住まいがある場合は、車を手放しても問題ないでしょう。駅の近くに住んでいたり、バスの本数が多かったりと、公共交通機関が充実していれば、車がなくても快適に移動できます。

移動の頻度がそれほど多くなければ、車の維持費よりも交通費の方が安く上がるケースがほとんどです。外出の頻度も考慮しながら、車を手放すかどうかを検討しましょう。

出産や子育てをする予定がない

直近で出産や子育てをする予定がない場合は、車を手放す選択が有力です。これまで紹介しているように、車を2台所有すればそれだけ維持費がかかります。自分だけの移動であれば、自転車や公共交通機関を利用し、維持費を節約する方が賢明です。

一方で、将来的なライフプランの変化も考慮に入れる必要があります。将来の変化に対応できるよう、夫婦の車のうち大人数が乗れるのはどちらかを考えるなど、ある程度余裕を持った判断をすることが大切です。

結婚後に車を手放さない方が良いケース

結婚後も生活スタイルによっては、車があった方が便利なときもあります。以下のケースに当てはまる場合は、本当に車を手放すべきかどうか慎重に判断しましょう。

  • 夫婦共に車で通勤している
  • 車がないと移動が不便な場所に住んでいる
  • ライフスタイルが変化する可能性がある

夫婦共に車で通勤している

共働きで夫婦ともに車を使う場合、車を手放すことは現実的ではありません。特に、夜勤や不規則な勤務時間の場合、公共交通機関では対応できないケースも多いでしょう。また、公共交通機関が不便な地域に職場がある場合も、車での通勤が求められます。

車がないと移動が不便な場所に住んでいる

地方や郊外など、公共交通機関が十分でない地域では、車は生活に欠かせない存在です。特に、以下のような地域では、車は生活必需品といえるでしょう。

  • 最寄りのスーパーや病院まで車で10分以上かかる
  • 公共交通機関の本数が少なく、待ち時間が長い
  • バスや電車の路線が限られており、目的地までの移動が不便
  • 坂道や悪路が多く、自転車での移動が困難

結婚後の住環境を考慮し、車がなくても生活に支障がないかを具体的にイメージすることが重要です。

ライフスタイルが変化する可能性がある

結婚生活では、ライフステージの変化に伴い、車の必要性も変わってきます。特に、将来子どもが生まれる予定のある夫婦は、車が必要になる場面を想定しておくことが大切です。

子どもが生まれると、病院への通院や買い物、保育園や学校の送り迎え、家族での外出など、車が必要になる場面が増えます。また、両親と同居する可能性があるなど、家族が増える可能性も考慮したいところです。

結婚後に車を手放さないときは手続きが必要

結婚後も車を使い続ける場合は、結婚に伴う氏名や住所の変更に対応するため、以下の手続きを行う必要があります。

  • 車検証の氏名・住所変更
  • 免許証の氏名・住所変更
  • 自動車保険の氏名・住所・内容変更

手続きを怠ると法律違反となる可能性があるため、忘れずに行いましょう。

車検証の氏名・住所変更

結婚によって氏名や住所に変更があった場合は、車検証の記載内容も変更する必要があります。車検証の氏名・住所変更に必要な書類は、以下の通りです。

  • 車検証の原本
  • 新しい苗字の印鑑
  • 手続き時の住所を示した住民票(発行から3カ月以内のもの)
  • 車庫証明書(発行から1カ月以内のもの)
  • 戸籍謄本(戸籍抄本可)

※期限切れの書類は使用できないため、注意が必要です。

※車検証の所有者と使用者が別々の場合は、委任状が必要です

普通乗用車を所有している場合は、新住所を管轄する運輸支局で手続きを行います。軽自動車を所有している方は、軽自動車検査協会の事務所や支所で手続きをしましょう。

免許証の氏名・住所変更

結婚に伴い、氏名や住所が変更になった場合は、運転免許証の記載事項変更手続きが必要です。手続きは、引っ越し先の住所を管轄している運転免許更新センターや警察署で行います。必要な書類は、以下の通りです。

<住所変更のみ>

  • 運転免許証
  • 新しい住所が確認できる書類(住民票、マイナンバーカード、健康保険証、在留カード、消印付き郵便物など)

<氏名変更のみ>

  • 運転免許証
  • 本籍が記載された住民票(マイナンバー記載のないもの)

旧姓併記の場合は、運転免許証とマイナンバーカード(旧姓併記の請求手続きが済んでいるもの)があれば可能です。また、代理人が申請する場合は、上記に加えて委任者と代理人が併記された住民票(マイナンバー記載のないもの)が必要です。

詳しくは、各都道府県の警察署もしくは運転免許センターにお問い合わせください。

自動車保険の氏名・住所・内容変更

結婚を機に苗字や住所が変わる場合は、自動車保険の変更手続きも忘れずに行いましょう。変更の手続きは、保険会社の代理店などに連絡します。ネットで手続きできる場合もあるので、加入している保険会社のホームページでご確認ください。

また、変更が必要な項目は、氏名・住所だけではありません。結婚後のライフスタイルの変化によって、補償内容の見直しも必要になる場合があります。住所や氏名の変更と一緒に、加入している保険の内容も見直してみることをおすすめします。

結婚後に車を手放すか迷ったときは維持費も考慮

車の維持費は家計に大きな影響を与えるため、しっかりと把握しておく必要があります。維持費の内訳には、以下の項目が含まれます。

  • 自動車税
  • 保険料
  • 車検費用
  • 駐車場代
  • ガソリン代
  • メンテナンス費用

ご自身の状況を踏まえ、維持費を試算し家計とのバランスを考慮しながら、車を手放すかどうかを判断しましょう。

軽自動車の維持にかかるコスト

軽自動車は普通車と比べて、維持費が安く抑えられるのが大きなメリットです。車両価格が比較的安価なだけでなく、税金や保険料も普通車より低く設定されています。燃費が良い車種も多いため、ガソリン代も抑えられます。

ここでは、新車で購入した軽自動車を維持するのにいくらかかるのか計算してみましょう(0.5t以下、エコカー減税なし、燃費は15km/L、年間走行距離10,000km、ガソリン代1Lあたり160円と計算)。

自動車税1万,800円
保険料7万円
車検費用3~5万円(2年に1回)
駐車場代12万円
ガソリン代9万円
メンテナンス費用1万円
合計約33万~35万円

ざっと見積もると、年間33万円かかる計算になります。

コンパクトカーの維持にかかるコスト

コンパクトカーは、軽自動車と普通車の中間に位置する車種で、取り回しが良く低燃費であることから、多くの人々に選ばれています。維持費は軽自動車よりも高くなる傾向がありますが、燃費の良い車を選べばガソリン代は比較的安く抑えられます。

ここでは、新車で購入したコンパクトカーの年間維持費の目安を、軽自動車と同じ条件で試算してみましょう(1t以下、エコカー減税なし、燃費は14km/L)。

自動車税3万500円
保険料8万円
車検費用5~7万円(2年に1回)
駐車場代12万円
ガソリン代11万円
メンテナンス費用1万円
合計約40~42万円

コンパクトカーの場合、年間約40万円の維持費がかかると試算されます。

ミニバンの維持にかかるコスト

ファミリー層に人気のミニバンは、維持費が高額になる傾向があります。車体が大きく重量が重いため、税金が高くなったり燃費が悪くなったりするためです。

ここでは、新車で購入したミニバン(2.5L)の年間維持費の目安を、軽自動車やコンパクトカーと同じ条件で試算してみましょう(2t以下、エコカー減税なし、燃費は10km/L)。

自動車税4万3,500円
保険料8万円
車検費用8~10万円(2年に1回)
駐車場代12万円
ガソリン代16万円
メンテナンス費用1万円
合計約49~51万円

ミニバンを維持するには、年間約50万円程度の費用がかかる計算になります。

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