車買取の契約を結び、車両の引き取りが終わったのも束の間、減額を要求されたら困ってしまいます。契約後の減額はトラブルのもとになるため、できる限り避けたいものです。
実際にどんな時に減額の要求をされるのか、具体的な対策を踏まえて解説します。車買取の契約をする前に確認し、対策をしておきましょう。
目次
車買取で後から減額されるケース

契約時に査定士が査定を行いますが、契約後に車両を引き取った後、誤りがないかを改めて再査定することが一般的です。この再査定時に問題が発生すると減額を要求されることがあります。
買取査定では、エンジンや足回りなどを分解することができず、不調を全て把握することはできません。そのため、査定時には判明しなかった不調が後から見つかり、減額されるケースがあります。具体的にどのようなことがあるのかを紹介します。
エンジン系のトラブルがあった
車の肝といえるエンジンにトラブルがあった場合、減額される可能性が高くなります。外観で判断することが難しく、エンジンをかけても、走行をしても見つからないケースも少なくありません。
契約時の査定では時間が限られているため、不具合を検出する機械を使用せずに査定が行われることが一般的です。そのため引き取り後、時間をかけて車をチェックする際に、不具合が見つかることがあります。査定前に走行時の不調がある場合や、時折異音がするなど気になることがあれば、事前に伝えておくことが大切です。
修復歴や事故歴が発覚した
買取契約後に修復歴や事故歴が発覚すると、減額される可能性があります。過去に事故歴がある車両や、修理履歴を正しく伝えていない場合、査定額に大きな影響を及ぼすため、把握している内容は正しく伝えましょう。
中でも修復歴車の場合、査定額が大幅に低くなります。修復歴車は、事故車や修理歴がある車両の中でも、骨格部分にまで損傷がある車両のことです。損傷がない車と比較すると査定額に何十万円もの差が出るため、隠したくなる気持ちも理解できます。しかし、故意に隠した場合は契約違反となる可能性があるため、把握している事実は正直に伝えましょう。
車内のニオイがひどい
車内の臭いが強い場合も、減額対象となることがあります。特にタバコやペットの臭い、芳香剤の臭いには日頃から気をつけましょう。査定の評価は、除去可能な臭いかどうかである程度判断されるため、日頃から臭いを残さないようにすることが大切です。
査定時に臭いは確認できますが、清掃しても取れなかった場合に減額されることがあります。臭いは査定時に確認できるため、査定士と一緒に確認しておくと良いでしょう。
車買取後の減額には応じなければならない?

実際に減額を要求された場合、どのように対応すれば良いか迷うことがあります。すぐに応じる必要はありませんが、契約内容をしっかりと確認し減額に応じる必要があれば応じましょう。ここでは、具体的な対応方法を解説します。
契約後の減額に応じる必要がないケース
減額の要求をされたからといって、すぐに応じる必要はありません。自身に落ち度がある場合は減額要求に応じる必要がありますが、業者に落ち度がある場合は、一般的に減額に応じる必要はありません。そのため、減額になった理由を明確にすることが大切です。
修復歴を隠していた場合は減額に応じる
自身が修復歴を隠し、業者に発覚した場合は、減額に応じる必要があります。少しでも高い査定額を狙い、言わなければバレないかもしれないと思うのではなく、正直に話した上で金額の交渉をしましょう。
正直に申告して査定額を交渉する場合と比べ、後から減額される方が査定額が低くなる可能性が高くなります。トラブルを避けるためにも、ありのままの状態を査定してもらうことが大切です。
車買取で後から減額を要求されたときの対処法

車の買取後に減額を要求された場合、対処法がわからないと困ってしまいます。具体的な確認手順を解説します。対処法を知っていることで、安心して取引をすることが可能です。
減額の理由を明確にする
減額を要求された場合、まずは減額の理由を明確にすることが重要です。業者からの説明が不足している場合、詳細をしっかりと確認する必要があります。まれに故意に減額を要求する悪徳業者がいるので気をつけましょう。
詳細を確認する際は、減額の原因が買取業者の査定の落ち度なのか、売主の申告漏れなのかを明確にすることが大切です。買取業者に落ち度があった場合、減額に応じる必要はありません。
契約の内容を確認する
契約を結ぶ際は、契約内容を必ず詳細に確認しましょう。特に瑕疵責任や減額に関する項目はしっかりと確認し、契約書に署名する前に、内容を明確にしておくことが大切です。
契約書の表記が曖昧な場合は、追記を依頼するか他の業者に依頼し、明確な契約書を提示する業者と契約することでトラブルのリスクを減らせます。
契約をキャンセルする
減額の要求に正当性が感じられない場合、契約をキャンセルすることも手段のひとつです。キャンセルする際には、キャンセル料が発生するケースやペナルティがあるため、契約書に記載されている条件や規約を確認しましょう。
キャンセル料が査定額の100%や5万円など、具体的に明記されている場合があります。業者によっては契約書に記載されていることを理由に説明を省く場合があるため、自分で必ず確認しましょう。
消費生活センターへ相談する
減額に関して不当だと感じた場合、消費生活センターに相談することも手段のひとつです。専門のアドバイザーがトラブル解決への手助けをしてくれます。法的な助言を受けることで、今後の対応に役立てることが可能です。
車買取で後から減額されないための対策

契約後のトラブルは大きな負担となるため、事前に対策を講じておくことが大切です。減額されないために、契約前にできる対策を紹介します。契約書にサインする前に必ず確認しましょう。
信頼できる買取業者を選ぶ
大前提として、悪徳業者ではなく信頼できる買取業者を選ぶことが大切です。信頼できる買取業者を選ぶことで、トラブルを未然に防げます。信頼できる業者の選び方は、買取業者の口コミを確認することです。Googleマップやインターネットで業者名を検索すれば、口コミを確認できます。
車に関する情報は漏れなく伝える
自分に落ち度を作らないためにも、車の状態や過去の修理歴を漏れなく詳細に伝えましょう。例えば、駐車場でバンパーを軽くぶつけ、大したことはなかったものの傷が気になりパーツを交換したケースです。
自分は軽くぶつけただけと思っていても、実際には骨格まで損傷し修復歴車になっている場合があります。そのため、どんな些細なことでも明確に伝えることで、査定士が重点的に確認できます。後のトラブルを避けるためにも情報をもれなく伝えましょう。
査定のときは立会人に同席してもらう
査定時には、査定士と当事者だけでなく、第三者を同席してもらうことをおすすめします。第三者がいることで、「言った、言わない、説明した、説明していない」など、口頭での説明のトラブルを避けやすくなります。信頼できる人に同席してもらうことをおすすめします。
契約内容をきちんと確認しておく
契約書には多くの事項が記載されており、全てを確認するのは面倒に感じるかもしれません。しかし、契約書には減額の条件や再査定の基準、買取不可の車両についての記載が多く含まれています。トラブルを避けるためにも、契約内容は契約前に明確にしておくことが大切です。
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