車は高価な買い物であり、買い替えは多くの人にとって大きな決断です。維持費やメンテナンスにも費用がかかるため、購入から一定の期間を経過すると車の性能や価値、維持費などを考慮して買い替えを検討する必要があります。
その他にも家族が増えた、通勤場所が変わったなど、ライフスタイルの変化で買い替えざるを得ない場合もあります。
この記事では、車の買い替え時期の目安や注意点について詳しく解説します。
目次
車の買い替え時期は購入から平均何年ほど?
車の買い替え時期は、購入後約7年から13年が目安と言われています。買い替えのタイミングとして、車検の前、走行距離、税金が高くなる前のタイミングです。新車で購入した場合、最初の車検が3年、以降2年毎となるため、このタイミングで買い替えを検討することが一般的になっています。
また、車の買い替え時期は「10年10万km」が一つの目安です。車の走行距離は、1年で1万kmを目安に計算するため10年か、10万kmで乗り換えを検討する方がいます。また、ガソリン車の場合、初年度登録から13年経つと自動車税の課税額が約15%増え、維持費が高くなることも買い替えの理由となっています。
そのほかに車が古くなっていくと、性能や安全性に影響を与える部品の劣化は避けられません。修理費用も増え、中古車としての価値も下がってくるため、価値があるうちに売却するのもひとつの方法です。
最適な車の買い替えのタイミングはいつがおすすめ?
車の買い替えに適切なタイミングはさまざまです。おすすめのタイミングを詳しく解説します。
「車検前」「決算期前」「価格変動前」がおすすめ
車の売却を検討するには、「車検前」「決算期前」「価格変動前」が特におすすめの時期です。これらのタイミングで売却すると、買取価格が高くなる可能性があります。
それぞれの理由を詳しく紹介します。
車検前
車検の費用は数万円〜数十万円かかるため、車検前に売却を考える方も少なくありません。新車購入後の売却時期としては、最初の車検である3年を節目に、その後2年毎に売却を検討する方が多い傾向です。
売却の際に、車検が切れているよりも長く残っていたほうが査定額はアップします。しかし、高値を狙って車検を通したとしても車検にかかった費用を回収するほど価格がつくことはほとんどありません。車検が残っており、ある程度余裕を持って売却することがおすすめです。
決算期前
多くの車買取店や販売店の決算期は3月と9月です。決算期前から決算期の期間は、買取や販売を強化しているため高値で売却できる可能性があります。
車の売却を検討している場合、時期を調整できるのであれば決算期に合わせることがおすすめです。ただし輸入車専門店は、12月が決算期の場合があるので気をつけましょう。
決算期に買取や販売が強化されますが、走行距離の増加や車両の劣化が進むと価値が下がるため、早めの売却が高値で売れる可能性を高めます。決算期まで期間が空いている場合は、決算期を待つことなく早めの売却を検討することがおすすめです。
価格変動前
モデルチェンジが発表されると、旧型の相場は下がる傾向です。車種やメーカーによって違いはありますが、モデルチェンジのサイクルは7〜8年と言われています。モデルチェンジがあるかもしれない場合は、発表前に売却を検討しましょう。
一部10年以上モデルチェンジをしていない車種もあるので、自分の乗っている車がどの程度の頻度でモデルチェンジを行っているのかを調べておくことも大切です。
他にも季節や経済状況によって中古車の需要と供給が変動し、それに伴って買取価格も変わります。例えば、寒冷地では冬に4WDの需要が高まるため、4WDの売却は秋頃が有利です。また、ガソリン価格の高騰が話題となっている時は、燃費の良い車の需要が高まり、高値で売却できることもあります。
そのほかの観点
ライフスタイルの変化からの観点
引っ越しや転職など、ライフスタイルの変化があるときは、車の使用状況が変わるため、売却のタイミングを見極める良い機会になります。例えば、公共交通機関が充実した地域への転居で車が不要になるケースです。
また、結婚や出産により家族が増えることでより大きな車が必要になったら、乗り換えを検討しましょう。頻繁に買い替えることが難しいからこそ、ライフスタイルの変化を踏まえて、最適な車を選び直すことが重要です。
車の状態からの観点
車の外装・内装・エンジン周りなど、何のトラブルもなく良好である場合、高価買取が期待できます。特に走行距離が少なく、メンテナンスが行き届いている車は、高く評価される傾向です。
逆に、故障が多発すると修理費用がかさむだけでなく、売却時の価値も下がってしまいます。走行距離であれば、1万km、3万km、5万km、10万kmを節目に査定額が大幅に変わるため、節目を超えそうな場合は超える前に売却をすることがおすすめです。
外装や内装の状態が良いと車の評価が高くなるため、内装、外装は良い状態で保っておきましょう。外装であれば塗装が傷まないように保管の仕方に気を付け、内装であれば、臭いが蓄積しないように日頃から清潔を保つなど、日頃から気をつけておくことが大切です。
車の買い替え時期を迎える前にやるべきことは?
車の買い替え時期を迎える前にできることがいくつかあります。自分で相場を調べ商談に備えることや、ローンの残債の確認、自動車税の納付ができているかなどを確認しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
買取価格の相場を知る
車の売却を検討する際には、まず買取価格の相場を把握することが重要です。WEBサイトの査定サービスや買取店の見積もりを行うことで、大体の相場がわかります。大体の相場を知っていることで、不当に低い価格での売却を避けることが可能です。
査定サービスのほかにも、グーネットやカーセンサーなどで自分の車がどのくらいで売られているのかも参考になります。販売価格には諸経費や利益が乗っているので、買取相場は販売価格の3〜4割程度を引いた額が目安です。
ローン残債の有無と金額の確認
車を売却する前に、ローンの残債があるかどうかを確認し、残債があればいくら残っているのか確認しておきましょう。残債がある場合、そのまま名義変更ができず、完済しなければ売却できません。買取金額を充当し完済できれば良いですが、できない場合は資金の準備が必要です。
車の販売店によっては、乗り換えの際に次の車に前の車のローンを乗せてローンを組み直してくれるところもあります。どうしても乗り換えたいけど返済する資金を準備できない場合は、販売店に相談してみましょう。
自動車税納付の有無の確認
車を売却する際には、最新の自動車税が納付されているか確認しておきましょう。未納の状態で売却を進めると、手続きが遅れる原因になるだけでなく、次の所有者との間でトラブルになりかねません。
自動車税は、その年の4月1日時点での所有者に納税義務が発生します。その後納付書が5月前後に届くため、4〜5月に車を売却している場合、税金関係の書類が届いてしまう可能性があります。
もし納付書が届いたら、販売店に確認したあと、念のため納付書の取り扱いについて自動車税事務所に確認しておくと安心です。
車の購入・売却に必要な書類を揃える
車の購入時に必要な書類
必要書類 | 普通自動車 | 軽自動車 |
住民票 | – | ◯(役所で取得) |
印鑑証明書 | ◯(役所で取得) | – |
車検証(自動車検査証) | ◯(販売店) | ◯(販売店) |
自賠責保険証 | ◯(販売店) | ◯(販売店) |
申請依頼書 | – | ◯(販売店) |
委任状 | ◯(販売店) | – |
車庫証明書 | ◯(警察署で取得) | 必要な地域のみ(警察署で取得) |
印鑑 | 実印/銀行届出印 | 認印/銀行届出印 |
車の売却時に必要な書類
必要書類 | 普通自動車 | 軽自動車 |
車検証(自動車検査証) | ◯ | ◯ |
自賠責保険証 | ◯ | ◯ |
自動車リサイクル券 | ◯ | ◯ |
自動車納税証明書 | ◯ | ◯(※1) |
実印・印鑑登録証明書 | ◯ | -(※2) |
委任状 | ◯(※3) | -(※4) |
所有権解除依頼書 | ◯ | ◯ |
※1:「軽自動車納税証明書」が必要
※2:認印で良い。そのため印鑑登録証明書も不要
※3:基本的に買取業者が用意するため準備する必要なし
※4:「自動車検査証記入申請書」を買取業者が用意
車の購入や売却をスムーズに行うためには、事前に必要な書類を揃えておきましょう。紛失している書類があれば、再発行や代替書類で対応する必要があります。
実印がない場合作成するのに数日かかる場合もあり、さらに実印ができてから役所で登録する必要があるため時間がかかります。
車検証の再発行は管轄の陸運局や自動車検査登録事務所に行く必要があり、営業時間が限られている場合があるため、前もって準備しておくことがおすすめです。
車の買い替えをするべき人とそうでない人の分かれ目は?
車の買い替えを検討する際は、現在の車がライフスタイルや家計に適しているかどうかが判断のポイントです。
- 頻繁な修理が必要で車検代も高額
- 車を頻繁に乗るのに燃費が悪く、毎月のガソリン代が高額
- 車に乗せる人数が増えた
- 排気量が大きく毎年の自動車税の支払いが負担
車が古くなり、修理費用が新しい車の購入費用を上回るような場合は、買い替えの時期と考えても良いでしょう。また、通勤や送迎などで頻繁に車を使用するのに、燃費が悪く毎月の燃料代が高額になってしまっているなら、買い替えることで維持費を抑えられます。
一方、現在の車がまだ十分に求める用途を満たしており、維持費も適切な範囲である場合は、買い替えを急ぐ必要はありません。修理や燃費の改善策など状況に応じて判断することが大切です。
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