車の売却において、以下のようなお悩みを持つ方も多いと思います。
「車検切れの車が売れるのか気になる」
「放置している車を処分したい」
「車検費用が高額で払えない」
一般的に、車の売却を何度も経験して慣れている人は少なく、分からないことが多くて当然です。
そこでこの記事では、車検切れの車の売却を検討している人へ向けて、以下の点を徹底解説します。
- 車検切れの車の売却に関する基礎知識
- 車検切れの車の売却の方法
- 車検切れの車の売却に必要な基本書類
「車検切れの車を少しでも高く売りたい」
「車検切れの車の売却に手間をかけたくない」
「スムーズに売却手続きを進めたい」
という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
車検切れの車でも買取可能な理由
実は、車検切れの車でも、問題もなく売却可能です。しかも、車検がないからといって買取価格が大きく下がることはありません。
理由は、買取業者にとって、車検切れは大きなデメリットではないからです。
ここでは、車検切れについて理解し、買取業者が車検切れの車を買い取る理由を知りましょう。
「車検切れ」の車はどんな状態?
車検切れとは、「自動車検査証の有効期限が切れてしまった状態」を指します。
車検は、自家用乗用車や軽自動車の場合、新車登録から最初の車検までは3年間、その後は2年ごとに受けなければなりません。
車検切れの車が公道を走行すると、道路運送車両法に抵触し、違反点数の加算、免許停止、重複違反の場合、免許取消しなどの行政処分の対象になります。また、懲役または罰金の刑事罰の対象にもなります。
車検切れの車は、日本の法律で定められた整備・点検をしていない状態にあるので、絶対に公道を走行してはいけません。
買取業者が車検切れの車を買い取る理由は?
前述のように、車体に価値があれば、車検切れでも問題なく売却可能です。
なぜなら、査定のポイントは車体の状態であって、車検が切れていても車体の価値は変わらないからです。
自社で車検を行える業者なら、車検にかかるお金は整備費用と法定費用だけで済みます。さらに、車検は日本独自の仕組みであって、海外に輸出する場合、車検を受ける必要はありません。
「車検切れだからどうせ売れないだろう」と勘違いして放置するのは、非常にもったいないです。
査定だけなら無料の業者が多いので、一度買取業者に連絡してみましょう。
車検切れの車を売却する3つの方法
前述のように、車検切れの車は公道を走れません。
そのため、自走して買取店で査定を受けることはできません。
そこでここでは、車検切れの車を売却する方法として、以下の3つをご紹介します。
- 出張買取サービス
- 仮ナンバーを取得して持ち込み買取
- 個人間での売買
それぞれ詳しく解説します。
出張買取サービスの活用
最もおすすめなのが、今から紹介する「出張買取サービス」を利用することです。
出張買取サービスとは、自宅や職場まで買取業者が訪問し、現車を確認し査定するサービスのことです。
車検切れの車を売却するにあたって、出張買取サービスを利用するメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | ・車検切れで走行できない車でも査定してもらえる ・契約が成立すればそのまま持ち帰ってくれる(または後日引取り) ・査定無料の業者を選べば、余計な費用がかからない ・最短即日で取引完了 |
デメリット | ・業者の利益を反映された買取価格になる |
例えば、引っ越しが近いにも関わらず、車検切れで放置していた車の処分を忘れて困っている場合でも、電話一本でその日のうちに訪問して車を引き取り、高額査定してもらうことも十分可能です。
他の方法を選択せざるを得ないよほどの理由がない限り、買取業者へ依頼するのが最も現実的でおすすめです。
仮ナンバーを取得しての持ち込み買取
買取業者への依頼のほかに、仮ナンバーを取得して買取店に自走して持ち込む方法もありますが、査定額は出張買取と変わらない場合が多く、自賠責保険への再加入にかかる費用の負担や手続きに手間がかかるので、あまりおすすめできません。
仮ナンバーとは、車検が切れた車が一時的に公道を走行することを認められた際に交付されるナンバープレートのことで、赤い斜線が入ったナンバープレートを対象車に設置します。
交付場所 | ・市区町村の役所 |
必要書類 | ・自動車臨時運行許可申請書 ・車検証(自動車検査証) ・自賠責保険証明書(切れている場合は加入) ・本人確認書類 |
自賠責保険の期間は車検と同じ場合がほとんどで、車検切れの車は自賠責保険も切れているケースが多いです。
手間と費用を考えると、よほどのことがない限り、出張買取のほうがメリットが多いと言えます。
個人間での売買
知人への譲渡や、フリマサイトやオークションサイト、SNSで出品し売買する方法もあります。
車検切れの車に限らず、個人間の取引はさまざまなリスクを伴うためおすすめできません。
個人間での売買のメリットデメリットは以下のとおりです。
メリット | ・間に業者を挟まない分、最も高額で取引できる可能性が高い |
デメリット | ・車検切れでは名義変更できず、現在の所有者の名義で車検を受ける必要があり手間がかかる ・車を移動させるのに費用と手間がかかる ・全ての手続きを当事者同士で行わなければならない ・特に他人との取引の場合、しっかりと契約を交わさないとトラブルになるケースが多い |
近年は、フリマサイトやSNSなどで取引は簡単になりましたが、その分トラブルが後を絶ちません。
中古車業界の人や個人売買に慣れた人でない限り、避けたほうが良い売却方法です。
車検切れの車の売却に必要な基本書類
ここからは、車検切れの車を売却するのに必要な基本書類がなんなのか、解説します。
必要になる書類は以下のとおりです。
- 車検証(自動車検査証)
- 自賠責保険証明書
- 印鑑登録証明書
- 自動車リサイクル券
- 納税証明書
スムーズに取引するためにも、上記の書類は揃えて用意しておきましょう。
車検証
車が保安基準を満たしていることを証明する書類です。
車種、型式、初年度登録、所有者情報などが記載されており、いわば車の「身分証明書」のようなものです。
車検が切れていても、次の所有者に情報を変更するために必要な書類です。
車のグローブボックスなどに保管してある場合が多いので、見つからない人は車内を探してみてください。
自賠責保険証明書
自動車損害賠償責任保険の加入を証明する書類です。
万が一、あなたが運転する車が他の車や人にケガをさせてしまった場合に備えるための保険です。
車検を受けた際に加入するのが一般的で、車検切れの車は有効期限が切れている場合が多いですが、捨てずに保管しておきましょう。
車検証とセットで車内に保管することがほとんどなので、車検証周辺を確認してみましょう。
実印・印鑑登録証明書
実印は、市区町村に届け出て、公に認められている印鑑のことです。印鑑登録証明書は、その印鑑が実印であることを証明する書類です。
普通自動車の売買で「委任状」「譲渡証明書」を提出する際にこの2つが必要となり、車検切れの車でも同様です。
なお、軽自動車の売買においては、基本的に必要ありませんが、買取業者によっては要求されることもあるので、確認しておくとよいでしょう。
自動車リサイクル券
新車購入時、その車を処分するのにかかる費用をあらかじめ支払ったことを証明するための書類です。
売買時には新しい所有者に譲渡する必要があります。
車検証や自賠責保険証明書と一緒に保管していることが多いです。
自動車納税証明書(軽自動車税納税証明書)
いわゆる「自動車税」を納税した際に、コンビニや金融機関で押印してもらう納税証明書で、毎年4月頃に所有者あてに送られる納税通知書の右側についています。
なお、軽自動車の場合は「軽自動車税納税証明書」という名称です。
納税証明書が有効期限内の場合、新しい所有者に譲渡しなければなりません。
注意点として、PayPay等キャッシュレス決済で納税した場合、納税証明書は発行されません。
必要な場合は、納税証明書の発行を申請する必要があります。
車検が切れそうな場合は、車検前に売却を検討しましょう
「車検切れの車を売る場合、車検を受けてから売却したほうが得?」
といった疑問をお持ちの人も多いようです。
結論として、車検を受ける前に売却したほうが得なケースが多いと言えます。
理由は、車検を通したばかりでも、車検費用以上に査定額がアップすることは少ないからです。
記事冒頭でもお伝えしたように、買取業者が査定するのは「車体の状態」です。車検の有無が大幅に査定額を引き上げることは少ないでしょう。
一般的に、車検にかかる費用の相場は約8万円と言われています。例えば、車検がない状態の査定額が50万円の車は、車検を通したばかりで車検2年付きだとしても、58万円とはならない場合がほとんどです。
前述のように、車検切れや車検間近な車でも買取可能な業者がほとんどなので、車検を受ける前に一度査定に出してみることをおすすめします。
また、車検切れの車の売却でお悩みの方は最強買取までお気軽にお問い合わせください。
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