車の査定額が下がる要因は?高値で売るための対策を徹底解説!

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車を売る際、少しでも高く査定してもらいたいと思うものですが、査定額を左右する要因は多岐にわたります。

今回は、査定額を少しでも上げるために必要な対策を詳しく解説します。車内外の清掃や傷・ヘコミの修復、定期的なメンテナンス、事故歴の有無、消耗品の状態、走行距離と年式など、査定に影響を与えるポイントをそれぞれ見ていきましょう。

査定額を大きく左右する車の状態とは?

以下では、査定額を左右する車の状態に関して解説します。

車内外の清掃とキズ・ヘコミの修復が査定額に与える影響

普段、忙しくてなかなか洗車ができない…。そのまま査定当日となり、内外装が汚れたまま査定を受けても良い結果にはなりません。時間がなければガソリンスタンドに洗車を依頼するなどしてして結構です。とにかくクルマがキレイな状態で査定することをおすすめします。それだけで査定士に与える印象が大きく変わります。

また、傷や凹みに関しては、前後バンパーのこすり傷や、ホイールのガリ傷といった軽微なものでもマイナス査定になってしまいます。

定期的なメンテナンスによる車の状態維持が査定額に与える影響

約3万点の部品の集合体でもある1台のクルマ。機械ではある以上、完成した瞬間から経年劣化が始まっています。

1、2年ごとの法定点検、そして車検を受けるのはもちろんのこと、エンジンオイルをはじめとする油脂類の定期的な交換も長期間にわたってクルマのコンディションを維持するために必要なことなのです。

壊れてから直すのではなく、壊れる前に対処する「予防整備」を常に心掛けるようにしてください。定期的にメンテナンスを受けており、なおかつ、適切なタイミングで油脂類が交換されていることが記録簿に残されていれば査定時にもプラスに作用します。

クルマを査定する人は「現状・現物」で状態を判断するしかありません。しかし、過去の整備記録が残されていれば、きちんとメンテナンスを受けてきたという何よりの証拠となるため、証拠となる書類も忘れずに保管し査定時に査定員にみてもらいましょう。

事故歴や修復歴の有無が査定額に与える影響

クルマを所有していると何らかの理由でボディをこすったり、凹ませてしまうことがあります。

ここで注意すべきなのは、買取店が定義する「事故歴」と「修復歴」の違いです。「事故歴」はクルマがどこかにぶつけて損傷を受けたことを広く指しますが、「修復歴」は車両の骨格部分に関わる修理が行われた履歴を意味します。査定額に大きな影響を与えるのは主に修復歴です。

査定額への影響は一般的に以下のような順序で大きくなります:

【 影響小:無傷 < 傷あり、板金塗装歴あり < 修復歴あり:影響大 】

タイヤやバッテリーなどの消耗品の状態が査定額に与える影響

タイヤやバッテリーなどの消耗品の劣化状態も査定額に影響を与えることがあります。例えば、タイヤの溝が少ない、ひび割れているなど、目に見えて劣化している場合は査定士が判断する際に多少なりとも影響を与えます。

ただ、査定額への影響はごくわずかであることが多く、具体的には数万円単位であることが多いでしょう。

むしろタイヤやバッテリーを新品に交換してから日が浅い場合、これはプラスに作用します。ただ、こちらも影響はごくわずかであり、良くて1、2万円単位でプラス査定になる程度です。かといって、高額査定を期待して、乗り替える寸前に新品タイヤやバッテリーに交換することはおすすめしません。その出費を補ってくれる可能性は極めて低いからです。

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走行距離と年式が査定額に与える影響

多くの方が気になる査定額と走行距離・年式との関係について、以下で解説します。

走行距離が少ないほど査定額がアップする理由

中古車を購入するとき、どのような点を重視しますか?車種やジャンル、そしてクルマ好きかどうかを問わず、多くの方が「走行距離の少ないクルマ」を挙げると思われます。

端的に表現するなら「少しでもコンディションの良いクルマが欲しい=走行距離の少ないクルマ」と結びつける傾向にあるからです。カーセンサーやGoo-Netなどで中古車を検索して希望に合致するクルマを見つけた際、多少予算オーバーでも走行距離が5万キロよりは2.4万キロを選びたくなるものでしょう。

つまり、走行距離が少ないというだけでそれだけ多くの人に選んでもらいやすいのです。走行距離が少ないことは査定額にもダイレクトに反映されます。どれほど人気モデル、そしてオプションを装備していようとも、走行距離が伸びてしまっていてはマイナス査定となってしまいます。

それほど走行距離の少なさは査定時に大きな影響を与えるのです。

年式が新しいほど査定額が高くなるメカニズム

新車は手が届かないけれど、中古車なら予算内に収まるといったユーザーにとって、高年式の中古車は非常に魅力的です。新車とそれほど変わらないコンディションでありながら、車種によっては百万円単位で安く手に入ることがあるからです。

かつて、新車登録から1年以内の売却は損をするということがありました。しかし最近は新車でオーダーしても納車まで数ヶ月〜数年待ちというケースも珍しくありません。

「納車まで1年も待てない。でも新古車でコンディションの良い個体があれば今日にでも欲しい」と、躍起になってカーセンサーやGoo-Netで検索している人が実際に存在します。

つまり高い需要があるからこそ、(例外があるとはいえ)年式が新しいほど査定額が高額になるという流れに変わりつつあるのです。

走行距離と年式のバランスが査定額に及ぼす影響

走行距離と車の年式は、査定時に重要な要素と思われがちですが、車種や市場の状況によって大きく異なるため、一概にはいえず、そこまで気にしすぎる必要はありません。

しかし、例外もあります。新車価格が数千万円の高額車や、スーパースポーツ系のモデルのような、走行距離が少なければ少ないほど有利に作用する特殊な車もあります。これらのモデルについてはオドメーターの距離数が1万キロ未満であるかどうかによって査定額が大幅に変わってくることがあるので注意が必要です。

走行距離と年式以外の要因で査定額をアップさせる方法

走行距離と年式以外の要因で査定額をアップさせる方法について。まず何よりボディカラー選びが重要です。販売店としても売りやすい色、誰にでもおすすめできるボディカラーのクルマを店頭に並べたいのが本音です。

そのため、白・黒・パール、ポルシェのクレヨンなどに代表されるモノトーン系を選んでおけばプラス査定が期待できます。反対に、グリーンやレッド、イエローなどの有色系は好みが分かれるため、査定額が低くなることもあります。

また、本革シートやサンルーフ(スライディングルーフ/ガラスルーフ)、シートヒーターおよびシートベンチレーターなど、後付けができない装備、あるいはオプションが装着されているクルマもプラス査定になります。

改造やカスタマイズが査定額に及ぼす影響と対策

過度な改造やカスタマイズが査定額を下げる理由

自分好みに愛車をカスタマイズやチューニングを施した結果、大満足の仕上がりになった。誰が見ても格好いいと思うに違いない…。しかし、このカスタマイズが査定時にはマイナスとなることが多いようです。

その理由として「個人の好みがダイレクトに反映された結果、他のユーザーにとっては好みが分かれるクルマ」といった理由が挙げられます。

内装を取り払ってレーシングカーのように鉄板むき出しの状態にカスタマイズしたり、リベット留めのオーバーフェンダーを装着したり…。ノーマルに戻すことが困難であればあるほど査定額も下がるケースが多いです。

中古車を探している人の多くが「ノーマルで傷や走行距離が少ないコンディション良好なクルマ」を探しているからです。カスタマイズする際は、この点を踏まえてから手を加えることをおすすめします。

査定前に改造やカスタマイズを元に戻す必要はある?

「査定前に改造やカスタマイズを元に戻す必要はあるか?」という問いに対しては、「どちらとも言えない」です。確実に言えることは、ノーマルパーツを一緒に売却できると高額査定に繋がりやすいです。

ただ、ノーマルマフラーやホイールなど、保管場所に困るパーツも少なくありません。置き場所がないからとネットオークションに出品したり、処分してしまうと後々損をすることになってしまいます。カスタマイズする前にノーマルパーツの置き場所を確保しておくこと(あるいはカスタマイズの必要性を含めて考えること)が極めて重要です。

査定額が高くなる可能性のある改造やカスタマイズは?

査定額が高くなる可能性のある改造やカスタマイズで一番の安全策は「メーカー純正パーツによるカスタマイズ」です。

オリジナリティーが高く、なおかつ純正品であるという安心感、そして品質の確かさ。そして何より高いリセールバリュー。これに勝るものはありません。指名買いを希望するユーザーのニーズにも合致する可能性が高いでしょう。

より個性を出したい場合、専門のショップのアドバイスを受けながらその時代のトレンドを反映したカスタマイズが有効に働くこともあります。また、フロントリフティングシステムや、ペイントプロテクションフィルムなど、購入後に百万円単位の出費が掛かるようなカスタマイズが施されたクルマも有利です。

買取業者によって改造やカスタマイズの評価が異なる理由

一般的にノーマルのクルマが高額査定であることは先述したとおりです。しかし、カスタムカー専門店や、スポーツモデル系の専門店など、あらかじめ手が加えられたクルマを好むユーザーを対象にした買取り業者や中古車販売店も存在します。

カスタマイズされた内容や費用の掛け方、トータルの仕上がりなど、ノーマルの状態よりも高評価につながることもあるのです。

最強買取では、質の高いカスタマイズはプラスに査定することが多くあります。クルマのことを知り尽くしたプロが査定を行うため、改造やチューニングを施した車両になればなるほど、その価値を見極め、適正価格で買取をさせていただきます。

査定額の減額トラブルを防ぐために知っておきたいこと

査定時になるべくトラブルは避けたいもの。以下では査定前に気をつけたいポイントについて解説します。

事前の査定額と実際の査定額が異なる理由

事前の査定は電話やホームページの問い合わせフォーム、あるいは画像や動画など、実物を見ない状況で行われることが多いのです。

しかし、実際に査定してみると、オンライン上では分からない内外装の傷や経年劣化などが目立ってしまうケースが非常に多く、結果的に事前の査定よりもマイナスになりがちです。

つまり、事前の査定はあくまでもオークション相場から算出された「参考値」であり、査定士が実車を見たうえではじき出した金額が「本来の査定額」と理解しておくといいでしょう。

しかし、最強買取ではオンライン査定のみで実際の買取額の提示もしておりますので、お客様の状況に応じて最強買取も利用してみると良いと思います。

複数の買取業者から査定を受けることの重要性

中古車の査定額はオークション相場で形成されることが多く、これが基準値となっていることは確かです。しかしCMなどでいわれる「査定額は最大で●●万円もの差が…」という宣伝文句は、決してうそでも誇大広告でもありません。

クルマ買取業者の多くが店頭販売を行っており、コンディションの良いクルマや人気のモデルなどの売れ筋を集めて「商品車」として販売するからです。

買取りを強化しているクルマ、バックオーダーを抱えているクルマ、中古車市場で人気の高いクルマを探している…などなど。買取り業者が抱えている事情によってまったく同じクルマでも査定額に差が出ます。1度に複数の買取り業者に対応するのは大変ではありますが、それに見合う結果が得られる確率も高いため、できる限り複数の買取り業者に査定してもらいましょう。

買取契約書の内容を十分に確認することの必要性

買取り業者によって契約書の内容が異なります。もっとも注意しなければならないのが「2重査定」です。現地で査定して500万円だったとして、契約成立後、店舗に持ち帰って改めて査定したら修復歴ありであることが判明。査定額が400万円になってしまった…といったケースです。査定士が見落としたミスであるにも関わらず、契約後に査定額を引き下げてくる業者も実在します。

さらに悪質なのは、2重査定を前提に評価を行う場合です。複数の買取り業者に査定を依頼して、ずば抜けて高額査定を提示してきた場合など、その業者の口コミなどを調べて、悪質な行為が横行していないかを見極める必要があります。

また2重査定以外にも、一部の業者は、買取提示額から保証費用や陸送代などを後から差し引くケースがあります。これにより、実際にもらえる額が他社より低い金額になることもあります。

最強買取ではこのような二重査定は一切ナシでお受けしております。お客さまが安心してご利用できるようにサポートします。

クルマの買取に関して、ご相談がございましたら、ぜひ最強買取までご相談ください。

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