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JDMとは
JDMとは、「Japan Domestic Market」の略で、直訳すると日本国内市場という意味となります。海外のカーフリークのあいだでは、日本で日本仕様で製造された日本車、特に「スポーツカー」を示す総称となっています。
アメリカでも以前から日本車は販売されていますが、アメリカの規則に乗っ取って左ハンドルやウインカーの色が変更されるなど、日本と同じ仕様ではありません。当然、メーターの単位もキロではなく、マイルです。
当初は、アメリカで販売されていたアメリカ(北米)仕様の日本車を日本仕様に近づけるよう改造して楽しまれていましたが、近年では日本から純粋なJDMを輸入することも多くなってきました。
以前から日本の車は、壊れにくく走行性能に優れていたため、「スポーツコンパクト」と呼ばれて、アメリカの車好きから熱烈に支持されてきました。その後、2001年に日本のスポーツコンパクトが多数登場する映画「ワイルド・スピード(原題:The Fast and the Furious)」が大ヒットし、幅広い人気を確立したのです。
ワイルド・スピードはこれまでスピンオフを含む10作が制作されており、第1作だけでもトヨタのスープラや日産のスカイラインGT-R、ホンダのシビックなどが登場します。
けれども、日本仕様の日本車なら何でも輸入できるわけではありません。アメリカではIVSCA(The Imported Vehicle Safety Compliance Act)によって、定められた安全性や排ガス規制を満たす車でないと、輸入できない決まりがあります。たとえ特別な許可を得て輸入しても公道は走れず、販売・登録すらできません。
ワイルド・スピードの1作目に登場する日本仕様の日本車は、大半が日本で製造されてから数年程度のモデルです。同様の車を入手するには北米仕様の日本車を改造するしかありませんでした。
ただし、製造から25年経てば、IVSCAの対象から外れます。いわゆる「25年ルール(25-year rule)」です。2020年であれば、1995年に製造された日本仕様の日本車を輸入できるようになります。
ようやくワイルド・スピードで登場した日本仕様の日本車を堂々と入手して、走らせられるようになるのです。
なお、同じ北米のカナダにも自国の自動車安全基準(CMVSS)があり、これを満たす車でないと輸入できません。ただし、アメリカと違って製造から15年経つと対象から外れるので、10年早く入手できます(州によっては右ハンドルを制限しているところもあります)。
ちなみに、日本でも同様のトレンドがあります。アメリカ仕様のアメリカ車を並行輸入することを示し、それらのクルマを総称して「USDM」と呼びます。日本仕様のアメリカ車を取り寄せたパーツで改造したり、並行輸入車を購入したりすることができます。灯火類やドアミラーなど、そのままでは車検に通らなかったり、違法改造とみなされたりするパーツもあります。そのときは日本仕様に変えなければいけません。
車検が切れた車を公道で走らせるのは道路運送車両法の第58条第1項、車を違法改造するのは同じく第99条第2項に違反します。どちらも、6ヶ月以下の懲役か30万円未満の罰金です(同第108条)。注意しましょう。
JDM車の中でGT-Rの人気が高い理由
JDMの中でも特に人気が高いのは、日産のスカイラインGT-Rです。ワイルド・スピードに登場したBNR32型は、2014年8月1日にアメリカで輸入が解禁され、25年前の車にもかかわらず、中古車市場で高騰しました。
昔のGT-Rがここまで注目されるのは、R32型~R34型がアメリカで新車販売されていなかったからです。アメリカでGT-Rが販売されるようになったのは、スカイラインの冠が外れた2007年のR35型からで、それ以前のモデルは日本でしか流通していません。
映画ではメインキャストの乗る日本車として、トヨタのスープラやマツダのRX-7のほうが目立ってはいましたが、どちらも北米仕様の車が販売されています。GT-RのBNR32型は素材となる車すら入手できなかったため、マニアには垂涎の的でした。
このR32型の魅力は走りの良さと個性的なデザインです。当時は「レースに勝つための車」として作られたこともあり、加速性能が際立っていました。また、FRが主流だったスポーツカーに4WDを導入したモデルでもあります。
デザインは、スカイラインならではの丸型テールライトはもちろん、スポーティーなブリスターフェンダーやフロントスポイラー、リアスポイラーが印象的です
1994年12月まで約5年間販売されたので、流通台数は4万台以上と多めですが、今後もアメリカへの流出が続くと、日本では入手が難しくなるかもしれません。現に、中古車の平均価格は400万円近くと、当時の新車販売価格に迫る勢いです。
R32型の後継となるのがR33型で、こちらは2020年1月にアメリカでの輸入が解禁になりました。電子デバイスの導入によって、さらに走行能力が高まっています。こちらも中古車市場では400万円近くまで上昇中です。流通数はR32型の半分以下(約1万6千台)なので、近い将来プレミア化するかもしれません。
スカイラインGT-Rの最終モデルとなるR34型は2024年1月にアメリカで輸入解禁となります。素材の変更で軽量化を図り、空気の抵抗を有効に活用しているのが特徴です。ワイルド・スピードの続編に登場したこともあり、アメリカでの人気が高まることが予想されます。
今後のGDM車の動向
ワイルド・スピードに登場した車は、ほとんどが1990年前後のモデルであり、この数年でアメリカでの輸入が次々と解禁されています。スープラやRX-7のように、北米仕様の車が出回っていても、改造せずに日本仕様を楽しめるJDMは人気です。
特に「スポーツコンパクト」の車は需要があります。北米仕様が販売されていない車は、状態が良いほど高値がつき、日本の中古車市場でも数が少なくなっています。
先ほどのGT-RのR34型は、生産台数が約1万1千台しかありません。20年以上前の車でありながら、中古車市場では早くも60万円程度で買取されています。2024年1月にアメリカでの輸入が解禁されれば、さらなる価値の上昇が見込まれるでしょう。
このように、JDMは希少で特別な車です。一般的な車は時間の経過とともに価値がさがりますが、JDMは希少性とプレミア感から、時間の経過とともに価値が上がることがあるからです。
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まとめ
JDMは映画の影響と、優れた走行性能により、アメリカでは絶大な人気を誇っています。特にスカイラインGT-Rは、アメリカ仕様が販売されなかったため、低年式の日本車でも高値で取引されるほどです。今後も、製造から25年経ったJDMの需要がアメリカで高まることが期待されます。
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