車の査定基準は具体的に何があるの?

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車を売却する際に必ず査定が行われます。査定は車の価値を決定する大きな要素であり、内装や外装、エンジンルーム、足回りの状態はもちろん、年式や走行距離も査定額に影響を与える重要なポイントです。

この記事では、具体的な査定基準と、少しでも高く売るために押さえておくべきポイントについて詳しく解説します。

車の売却時の査定基準

車の査定は基準をもとにプロの査定士が行い、査定の結果次第で買取価格が決定されます。査定のポイントは「内装」「外装」「エンジンルーム」「足回り」「年式と走行距離」にあります。それぞれの査定ポイントを紹介します。

内装の査定基準

内装の査定ポイント

  • 内装のきれいさ
  • シートの状態
  • 異臭の有無

内装に汚れはないか、シートにシミやヨレ、破れている箇所はないかを確認します。

特に査定に影響するのが車内に染み付いた臭いです。タバコやペット、放置されたゴミが原因で匂いが染み込むことがあります。臭いは掃除をしても取れないことが多いため、査定額が下がる傾向です。

外装の査定基準

外装の査定ポイント

  • 外装の傷や凹み
  • 塗装の状態
  • 修復歴の有無
  • 水害や雹害

外観の傷や凹み、塗装の状態が主な評価対象です。1cm未満の傷であれば減額対象にならない場合があり、傷の大きさや数によっても評価が変わります。車を長年外に置き、日に焼けて塗装が色褪せたり剥がれたりしている場合、評価が下がります。

自然災害である水害や雹害に遭った場合、業者によっては買い取れないか、廃車になる可能性があるため注意が必要です。

エンジンルーム

エンジンルームの査定ポイント

  • 油脂類の漏れ
  • ベルトやホースの状態
  • バッテリーの状態
  • エンジン音と振動

エンジンオイルや冷却水の漏れ、ベルト類の劣化などがチェックされます。エンジンチェックランプやオイルチェックランプがついていないか、エンジンが正常に動作しているかどうかも重要なポイントです。

エンジンルームにホコリが溜まり汚れていると、エンジン内のパーツの状態が悪くなる可能性があります。汚れている上に整備記録がない場合、定期的なメンテナンスを行っていないと判断され査定に影響しかねません。

足回り

足回りの査定ポイント

  • サスペンションの状態
  • タイヤの摩耗状態
  • ブレーキの状態
  • ステアリングの状態
  • ホイールの状態

サスペンションの状態は、へたりや異音がないかを確認します。タイヤの摩耗具合は、タイヤの溝の深さや均等に摩耗しているかを確認し、不均等な場合アライメントや足回りの不具合を疑うため、査定に影響します。

ホイールは、割れやがり傷がないか、見た目も重要な査定ポイントです。足回りは、走行の安全性に直結するため、厳しくチェックされます。

年式と走行距離

年式と走行距離の査定ポイント

  • 年式は新しいか
  • 人気の年式か
  • 走行距離は短いか

一般的に車の年式は新しければ新しいほど、走行距離は短ければ短いほど評価は高くなります。年式が10年、走行距離が10万kmを超えると一般的に車の寿命と言われることもあり、年式が古い車と走行距離が長い車は評価が下がる傾向です。

走行距離においては、年式に対して極端に走行距離が短い、もしくは極端に走行距離が長く過走行の場合は低く見積もられることもあります。基準としては、1年で1万キロが標準的な年式と距離です。

もっとも査定基準に影響を与えるものは?

新しい年式の車で、走行距離が少ないほど車の状態が良いと判断されます。車種やグレードも大切で、人気車種や上位のグレードは需要があるため査定額が高くなる傾向です。

なるべく高く売るためにできる準備は?

なるべく高く売るために日頃から気をつけられることと、査定前に準備できることがあります。内装、外装、エンジンルームや足回り、年式と走行距離、それぞれ準備できることを詳しく解説します。

内装

日常的にできること・車内にゴミを放置しない
・タバコを車内で吸わない
・ペットを乗せる際には臭いがつかない工夫をする
査定前にやること・車内の徹底清掃
・フロアマットは洗う
・臭いがひどい場合は換気

日頃からゴミを車内に置かないことで、異臭の原因を避けられます。査定前には車内を徹底的に清掃することで、査定時に良い印象を与えることが可能です。

シートにシミや汚れがある場合、市販のシートクリーナーで取れるシミもあるので、できることはやっておくとマイナスな評価を避けることができます。日頃から車内をきれいに保ち、査定前にも徹底的に綺麗にしましょう。

外装

日常的にできること・定期的な洗車
・運転に注意する
・できる限り砂利道や海辺を避ける
査定前にやること・洗車やワックスがけ
・直せる傷は修理する

傷や凹みがある場合は、直せる傷を修理しておくことで評価が下がらずに済むことがあります。ただし、傷の修理が高額になる場合、査定額で修理費用を回収できなければ意味がありません。直す前に専門業者や詳しい知人に相談しましょう。

洗車やワックスがけをすることで、小傷がキレイになり、印象がよくなるものもあります。ワックスがけに関しては、日頃からやっておくと傷や劣化からボディを守ることにも繋がります。

エンジンルームや足回り

日常的にできること・定期的なメンテナンス
・泥汚れや海辺の汚れをとる
査定前にやること・足回りの徹底清掃
・エンジンの不調があれば修理する

エンジンルームは、日頃のメンテナンスが特に重要な部分です。定期的なオイル交換や冷却水の確認、バッテリーやエアフィルターの点検と交換など、多くの点検項目があります。消耗品も多く、劣化していくので定期的なメンテナンスが大切です。

エンジンチェックランプやオイルチェックランプがついていると買い取ってくれないことがあるので、事前に確認しておきましょう。

査定を有利に進めるために

査定を有利に進めるためには、複数の業者に査定依頼をすることが重要です。具体的な方法を詳しく解説します。

複数の業者に査定依頼をする

複数の業者に直接査定依頼をすることで、より高い査定額が提示される場合があります。一社に任せてしまうと、査定額や内容を比較できないため、複数社から査定を受けることが重要です。

複数の業者に依頼することで、査定額を比較し、信用できる業者と契約を結ぶことができるでしょう。納得のいく査定額で車を売却するためには、慎重に業者を選びましょう。

査定額は交渉できる

業者から提示された査定額は、決定額ではなく交渉することが可能です。提示された査定額に満足できない場合、他社の査定額を引き合いに出して交渉することで、より高い額になる可能性があります。例えば、A社は50万円だったけど、B社はいくらで買い取ってくれますか?といったように話を進めていきます。

相場の中で少しずつ高い金額を重ね、業者は買い取ろうとします。ある程度繰り返すと上限に達するので、業者から「これ以上は出せない金額」が出てきます。ただし、何度も繰り返しすぎると業者も「それなら買取ません」となり売れなくなってしまわないよう、上手に交渉を進めましょう。

最強買取jp

 

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