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ハンドルコンバージョンとは
ハンドルコンバージョンとは、右ハンドル車を左ハンドル仕様に、あるいは左ハンドル車を右ハンドル仕様に改造することです。とても珍しい「改造」なのでコンバージョンに必要なパーツを揃えたり、作業を行うことのできる技術者を見つけることは、とても難しいようです。
ハンドルコンバージョンに際しては、ハンドル位置を変えるだけではなく
・ダッシュボード
・ ペダル類
・ スイッチ類
・ シフト位置
・ ステアリングシャフト・ギアボックス
などインテリアのみならず、見えない部分まで大掛かりな改造が必要となります。
ハンドルコンバージョンにまつわる疑問のひとつとして、車検に通るかどうかがということが挙げられるでしょう。
答えは「正式にやれば車検も通ります」
ハンドルコンバージョン作業に関連して、正式な手続きを経て、強度基準・安全基準を満たしていることが証明されれば、車検を通過して日本国内で運転することもできるのです。
左ハンドル車の3つのメリット
最近は輸入車でも右ハンドル仕様が多く、希少な存在となってきた「左ハンドル車」。左ハンドル車の3つのメリットをみていきましょう。
①左折がしやすい
運転席が車体の左側になるので、右側ハンドルと違い、左折時に死角が少なくなり、歩道が見やすくなります。そのため、歩行者や自転車などの巻き込み事故を避けやすくなるのです。
左側通行の日本では、左折時に内輪差に注意する必要があります。左ハンドルであれば、内側に歩行者や自転車がいないかの確認がしやすくなるので、巻き込み事故を起こすリスクも減らすことが可能です。
②左に寄せやすい
車体の左側の間隔がわかりやすいため、車体を道路の左側ギリギリまで寄せやすくなります。だから狭い道で対向車に道を譲らなければならなくなったときに有利です。
運転席が左側にあれば、どれほど車が寄っているのかを目で直接確認できるので、車体を壁ぎりぎりに寄せることも可能です。
③「特別な車」というステータス
最近では多くの輸入車で右ハンドル仕様のモデルを販売しているため「輸入車=左ハンドル」というイメージは薄まりつつあるようです。
しかしながら、左ハンドル車の特別感は健在です。
国産車の左ハンドルバージョンともなれば、希少価値は相当なものです。
左ハンドル車の3つのデメリット
ここまでメリットを述べてきましたが、左ハンドル車にはデメリットもあります。
①車両感覚
日本は左側通行なので、右ハンドルの車を前提に道路環境が整備されています。そのため、左ハンドルゆえの運転のしにくさを感じることがあるでしょう。
教習所では右ハンドル車を使用していますし、右ハンドルでの運転感覚が身についている場合には、ハンドル位置が左になるだけで随分と違うように感じるでしょう。
②追い越しが難しい
左ハンドルの車を運転していると、追い越しが難しいと感じるかもしれません。
追い越しをする場合には、右側車線から追い越します。
左側に運転席があると車両の右側にある、追い越し車線の状態や、対向車の状況を確認することが少し難しくなります。
③駐車場や有料道路の料金所
駐車場や有料道路の発券機は、右ハンドルの車を前提として配置されていることが多く、運転席が左側にあると発券がしにくいというデメリットもあります。
また、ファーストフードのドライブスルーも同様に、右ハンドルを前提で作られているので、注文時や受取時に距離が遠く、不便に感じることがあるでしょう。
日本車を左ハンドルに改造する理由
国産車をあえて左ハンドル仕様に改造するのには、どのような背景があるのでしょう?
将来価値を期待するなら左ハンドルに改造してみるのもいいかも?
海外の中古市場では、左ハンドルの車は高値で取引されています。その理由は、海外では左ハンドルの車が主流だからです。
日本は左側通行ですが、これは世界的に見ると少数派。国の割合でみると7割弱の国が右側通行で、人口の割合も左側通行の国のほうが多いのが実情です。
左ハンドルの車が標準の海外の中古車市場では、左ハンドルの国産車であると高付加価値が期待できます。
ただでさえ海外では日本車の人気が高いので、左ハンドルの改造をしておけば、将来手放すときに高額で買取ができる可能性が高くなるでしょう。
まとめ
右ハンドル車を左ハンドル車に、あるいは左ハンドル車を右ハンドル車にすることを、ハンドルコンバージョンと言います。今回は国産車を左ハンドルにするメリットやデメリットについてご紹介しました。
最強買取jpではハンドルコンバージョン車など、他業者では査定・買取が困難な車両についても、査定をさせていただきます。こだわりの1台を手放すことをお考えなら、ぜひ最強買取jpへご連絡ください。
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