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傷のある車でも問題なく買取をしてもらえる
中古車の査定基準として、日本自動車査定協会(JAAI)の「中古自動車査定基準及び細則」があります。この基準と業者間オークションの相場額などを元に、買取額を算出する業者が大半のようです。
標準状態とは「6項目」あり、次のように設定されています。
- 外装・内装は無傷である
- エンジン・足回りは走行に支障なく良好であること
- 車検の残り月数は3ヶ月以内とする
- 走行キロ数は標準走行キロとする
- タイヤの残り溝は1.6mm(スリップサイン)以上であること
- その他、事故による修復歴、損傷原価要因、改造工作のないこと
例えば、外装・内装の標準状態は無傷としていますから、年製、グレード、スタイルなどに係りなく、傷があれば小さな傷でも減点となります。
また、タイヤでは1.6mmの残り溝が標準とされていますからスリップサインが出ているものは減点となります。
参照(日本自動車査定協会/ http://www.jaai.com/sateidojo/expert/01.htm)
そこから、傷やへこみ、サビなどの要素をマークしていきます。
ただし、新車ならともかく、中古車に多少の傷があるのは仕方ありません。どんなに気をつけていても、飛び石や砂粒、ほこりなど外的要因によって傷ついてしまいます。
日本自動車査定協会の基準では、1cm未満の傷やへこみはマークの対象外です。1cm以上はその状態・大きさに応じて査定時にマークされます。
カー用品店で販売されている専用のグッズを使えば、傷を隠せるかもしれません。けれども、数々の車を査定してきた査定員であれば、修復跡を簡単に見抜いてしまいます。不慣れな修復・ペイントによって、余計に状況を悪くしてしまう可能性もあるため、下手に隠さないほうが無難だといわれています。
修復歴のある車は減額される
中古車買取において、修復歴があるかどうかは大きなポイントになります。修復歴があるとどうしても減額を避けることができません。
修復歴とは
一般的に、交通事故や災害によって車体の骨格部分を損傷し、交換や修理を行ったことのある車のことを、修復歴のある車と扱います。
車の骨格とは、フレーム・クロスメンバー・インサイドパネル・ピラー・ダッシュパネル・ルーフパネル・フロア・トランクフロアを指します。
交通事故車と修復歴は同じように扱われることもあります。ただ、交通事故を起こしてもドアだけ損傷を受けて修理した場合、事故車という扱いにはなりません。
修復歴がある場合は隠さない
修復歴があると、それだけで大きな減額につながってしまいます。だからといって修復歴を隠して査定に出すことは絶対にやめましょう。ぱっと見は綺麗に修復がされていても、査定のプロにはバレてしまいます。
また、査定の際に修復歴を隠していたことで、さらに減額されてしまう恐れや、場合によっては買取を断られてしまう恐れすらあります。
スムーズな取引を行うためにも、修復歴は隠さずに申告しておきましょう。
査定額にはどのくらい影響する?
では、1cm以上の傷の場合は、どのように査定されるのでしょうか。
爪が引っかからないごく浅い傷
爪が引っかからない程度の、ごく浅く小さい傷の場合には、1箇所ごとではなく「車全体の状態」として判断されます。塗装の一番表面にある「クリア層」の傷や、水垢やタールの付着などは、磨くことで消える場合もあるので、あまり大きなマイナス点にならないようです。
深い傷やボディの下地が露出している傷
ボディの下地が露出するほどの深い傷は、周囲の塗装をはがして塗り直さなければいけません。大きさが1cm以上カードサイズ未満、カードサイズ以上、A4サイズ以上、など大きさによって判定されます。
凹みを伴う傷
ボディにサビや穴、大きなへこみがあると、叩き出しやパテ盛りなどの板金加工で修理しなければいけないため、通常の傷よりも大きなマイナスとなります。こちらも同様に1cm以上カードサイズ未満、カードサイズ以上、A4サイズ以上、の大きさによって判定されます。
塗装や板金で対応できず、交換が必要な状態であれば、さらにマイナスとなります。
状態が悪く廃車扱いになるようなケースは?
損傷が大きすぎて、廃車にする場合、廃車手続きなどにより余計な出費となる場合があります。ただし、状態によっては自動車税・自動車重量税・保険料が払い戻される場合もあり、払い戻しされた費用で出費が相殺されることも考えられます。
傷を直してから買取に出すべき?
このように1cm以上の傷があると、程度によっては査定時にマイナスとなります。マイナスを防ぐために、事前に修理してから査定を依頼するべきなのでしょうか。
費用対効果の観点から
修理によって防げる減額と修理にかかる費用とでは、後者のほうが高額となるケースが多いようです。つまり修理して査定額がプラスになっても、修理にかけた費用をカバーできるとは限らないのです。
また、修理跡が目立つようであれば、これもマイナス評価となります。修理費用をかけたのに、さらに減点される恐れがあるのです。だから、その場しのぎの修理をするのは、おすすめできません。そう考えると、車の傷は修理しないで査定に出したほうが、お得といえるでしょう。
むしろ査定額を少しでも高くしたいのであれば、複数の業者に査定を依頼して比較するのがオススメです。
スポーツカー専門店や輸入車専門店、あるいは修理工場を併設しているような買取店であれば高額査定も期待できるでしょう。
清掃はしておいた方がいい
傷があっても、前もって洗車はするのがおすすめです。先述のとおり、水垢やタールが付着しているのも減点対象ですが、洗車や水垢落としをすることで、帳消しにできる可能性があります。
洗車をする場合にはスポンジと専用洗剤を使って手洗いしましょう。
内装も査定の対象であり、傷や汚れ、シール跡、穴、シミ、焦げ跡、そして意外と盲点ですがタバコのにおいやヤニ、ペットの毛の付着などがマイナス評価とされます。これらをきれいにすることができれば、査定額が下がることは避けられるでしょう。
掃除機や粘着シートを使って汚れを取り、固く絞ったタオルで水拭きしましょう。隙間の掃除はブラシや綿棒を使います。特別な道具を用意する必要はありません。プロにクリーニングを依頼する必要もありません。まずはこれまで乗ってきた愛車に、心を込めて清掃する、というところからスタートしてみましょう。
シミ取りのために洗剤を使うときは、目立たない箇所で試してからにしましょう。シミが取れても跡が残ってしまうと、査定で減点されるからです。
洗車や内装の掃除をするのは、査定の減点を防ぐだけでなく、担当者の心証を良くする効果も期待できます。あまりにも手入れされていないと、車のメンテナンスが行き届いていないのではないか、また、他のところにも不具合があるのではないかという印象を与えてしまいます。
少しでも高く査定してもらえるよう、手間を惜しまずに洗車や掃除をしましょう。
傷がある車を少しでも高価に買い取ってもらうポイント
車検が切れる前に手放す
車検を長く残すことで、審査に良い影響を与える可能性があります。
車検が切れていても、売却することは可能ですが、車検が長く残っている車と比較すると、査定額は低くなってしまいます。なぜなら、買取業者が次のオーナーに再販するまでに車検を受けなければいけない…次のオーナーがすぐに乗り始めることができない…などの事情があるからです。
車検が切れている場合には、これらの手間や煩雑な手続きが発生してしまうので、車検が残っている間に売却するほうが、高い金額で買い取ってもらえる可能性が高いのです。
需要の高まる時期を狙う
中古車の買取相場は時期によって変化します。1月や2月などの高値が付きやすいタイミングで査定を行うことで、普段よりも良い査定額を提示してもらうことができるかもしれません。
詳細はこちら▼
愛車を高価買取してもらうためのポイントや売却のフローについてもご紹介!
自身で傷を修理しない
最近はDIYブームなどにより、自身でも傷を修復できるキットなどが数多く販売されています。そういったものを使うこと自体は決して悪いことではありません。
ただ、査定において、自身で修復した傷はむしろ傷を目立たせてしまうリスクもあり、場合によっては余計な修復費がかかってしまう恐れもあります。
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まとめ
内外装ともに傷の程度や状態に応じて、細かな査定基準が設けられています。とはいえ自動車の傷跡を隠すための「その場しのぎ」の対応をしてしまい、修復跡が残った場合にもマイナス評価となってしまうため、あまり神経質にならず、まずは査定を依頼してみましょう。修理・修復はしない場合でも、清掃をすることによって査定担当者の心証を良くする、メンテナンスが行き届いた車だという印象を与える効果は期待できますので、できる範囲でやってみるのがオススメです。
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