ポルシェ 911は、その魅力的なデザインと圧倒的なパフォーマンスから、多くの自動車愛好家から支持されています。特にリセールバリューの高さは、ポルシェ 911を語る上で外せないポイントです。
この記事では、2025年版のポルシェ 911におけるリセールバリューの動向と、高値が期待できるモデルの特徴を解説します。購入や売却を検討中の方は参考にしてください。
目次
【2025年版】ポルシェ 911のリセールバリュー

ポルシェ 911のリセールバリューは、モデルごとに大きな差が生じるものの、総じて高値を維持しています。リセールバリューとは、一度購入したものを再度売る時の価値のことです。
似た言葉としてリセール率がありますが、リセール率は購入価格に対する再販売価格の割合を示します。
下記表は、ポルシェ 911の平均リセール率です。
| グレード | ||
| (リセール率) | カレラ | タルガ4S |
| 当年 | 86% | 86% |
| 3年後 | 71% | 71% |
| 5年後 | 57% | 57% |
| 7年後 | 46% | 46% |
| 9年後 | 32% | 32% |
上記表は平均リセール率のため、年式やオプションによってリセール率が100%を超えるケースもあります。車両の状態やオプション、走行距離などでもリセールバリューは変わってくるので、日頃からメンテナンスをしっかりと行っておきましょう。
【2025年版】ポルシェ 911 リセールバリューの高いグレード

ポルシェ 911の中でも、特にリセールバリューが高いグレードがあります。それぞれの特長を紹介します。
911 GT3(992型)
911 GT3は、ポルシェのラインナップの中でもトップクラスの走行性能を誇るモデルです。車のカテゴリーを表す「GT」とは、イタリア語の「 Gran Turismo」を略しています。高い走行性や力強いエンジンを実現しているため、各メーカーのスポーツモデルにつけられます。
911 GT3には、高回転型4.0リッター6気筒自然吸気エンジンが搭載され、最高出力375kW (510 PS)、最大トルク450 Nmを発生します。最高速度は311km/h、0-100km/h加速は3.4秒を誇り、サーキットでの速さを追求したモデルです。
現行型の911 GT3は新車価格2,868万円からですが、中古車市場では5,000万円を超える車両もあるため、リセール率は100%を超えることも珍しくありません。
911 ターボS(991.2型)
911 ターボSは991.2型で、991型の後期モデルです。色濃く残っているアナログ感とドライバーとの一体感が魅力のモデルになっており、クラシカルなポルシェの雰囲気を大事にしたい方から人気があります。
911 ターボS 991.2型はすでに新車の生産は終了していますが、中古車市場では1,000万円後半で取引されています。中古車市場での台数が少ないため、今後希少価値が高くなることが考えられます。
911 カレラT(991型)
カレラTの「T」は「ツーリング」を意味し、ドライバーに純粋なドライビング体験を提供するモデルを指します。2017年に991型の最終モデルとして発売されました。初代モデルの精神を引き継ぐ形で、シンプルながらも特別にスポーティなセットアップが特徴です。
911 カレラT 991型は、すでに新車の生産は終了しています。中古車市場に台数は少なく1,500万円前後で流通しています。販売されていた期間が短く生産台数が少ないため、今後も希少価値が高いモデルといって良いでしょう。
911 スピードスター(991型)
911スピードスターは、991型911のファイナルモデルとして、1948台限定で発売されました。エンジンは、GT3に搭載された自然吸気の4Lユニットと基本的に同じです。違いとしては新たに250barにアップした高圧フューエルインジェクター、個別スロットルバルブ付きインテークシステムを装着し、最高出力510ps/8400rpmへとチューンナップされています。
911スピードスターの新車価格は3,300万円程度でしたが、発売から7年以上経った2025年現在でも、中古車市場で3,000万円から6,000万円と高額で取引されています。スピードスターは生産台数が限られている希少性から、911モデルの中でも、特に高いリセールバリューが付くことも珍しくありません。
911 カレラ4S(992型)
911 カレラ4Sはポルシェらしいスポーツ性能に加え、4輪駆動のトラクション性能を両立させています。ベーシックモデルの911カレラと911GTSの間を埋めるグレードになっています。480PS/530Nmを発生する3.0L水平対向ターボエンジンや充実した標準装備の組み合わせが特徴です。
911 カレラ4Sは、新車価格が2,203万円からになっています。中古車価格は2,000万円後半から3,000万円前半まであり、リセールバリューは高い傾向です。
ポルシェ 911のリセールバリューが高い理由

時代に流されず不動の人気があるポルシェ911。リセールバリューが高いことでも知られていますが、具体的にどのような理由があるのか詳しく解説します。購入・売却を考えている方は、事前に知っておきましょう。
世界的に確立されたブランド価値とステータス性
「最良のポルシェは最新のポルシェ」という言葉があるように、ポルシェは、高性能と卓越した技術力で知られ、世界中の車好きから支持されています。また、社会的なイメージとしてポルシェは高級なイメージが強く、ブランドとしての社会的地位を確立しています。
ポルシェを所有するには、一定の経済力が必要であることはもちろんです。その中でも、ポルシェの技術や歴史などに価値を見出している根強いファンが多く存在します。流行に流されないことを重要な価値としているところも、長きに渡って愛され続ける理由のひとつです。
普遍的なデザインとモデルチェンジの一貫性
ポルシェ 911は長年にわたって大きくデザインが変わらないため、年式の古いモデルでもその魅力が失われることはありません。「Form Follows Function」(機能が形態を決める)という一貫したデザインコンセプトがあるため、流行に左右されることなく機能美に溢れたフォルムです。
こうしたデザインの普遍性が安心感を与えるため、ポルシェファンにとって魅力のひとつになっています。
中古市場での安定した需要
911は中古市場において一般的な中古車よりも生産台数が少ない上に、プレミアがついている車両も多数あることで、リセール率が100%を超えることも少なくありません。特に整備が行き届いたモデルはリセールバリューが高いだけでなく、すぐに売れる傾向にあります。安定した需要があるため、「損をしない」で乗れることも人気の秘訣です。
ポルシェ 911を高値で売却する方法

多くの愛好家から愛され、年式を問わず常に高いリセールバリューを維持しているポルシェ 911。ここからは、より確実にポルシェ 911を高値で売却する具体的な方法を紹介します。
買取業者の決算期を狙う
決算期に入ると買取業者は在庫を増やそうとするため、相場を超える高値でも買取るケースが少なくありません。一般的な買取業者の決算期は、8月〜9月ごろと1月〜3月ごろです。この時期に合わせて査定・買取を行うと、他の時期に比べて高値が付きやすい傾向があります。
ただし、車検が切れてしまうといった場合は、車検が切れる前に売却を検討しましょう。決算期に売却したからといって、車検を通したとしても採算が合うほど査定額にプラスされるとは限りません。
モデルチェンジ前に売却する
モデルチェンジが発表されると、一般的には古くなる型の値段が下がります。モデルチェンジの発表前が最もリセールバリューが高いタイミングになるため、モデルチェンジの噂が出始めたら早めの売却を検討しても良いでしょう。
ポルシェ 911の場合、標準グレードのカレラやカレラといった、比較的安全性や快適性に重きを置いて購入されるモデルでその傾向が強くなります。
ポルシェの買取実績が豊富な業者に依頼する
ポルシェの買取経験が豊富な業者に依頼することも、高値で売却するために大切です。ポルシェのような販売台数自体が少なく専門性が必要な車両は、より専門的な知識を持った業者に依頼しましょう。
専門業者に依頼することで、価値を正確に把握しており、より良い条件を提示してくれます。
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