【2025年最新】アルファードの下取り(買取)価格が高騰しているのはなぜ?その理由と今後の見通しを徹底解説

この記事は約10分で読み終わります。

「アルファードの下取り(買取)価格は高い?その理由は?」

「下取り(買取)価格の高騰はいつまで続く?」

アルファードのオーナーの方や、これからアルファードの購入を検討している方の中には、上記のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。高級ミニバンの代名詞ともいえるアルファードは、一般的な車種よりも残価率(リセールバリュー)が高く、乗り続けても価値が下がりにくい車種です。

本記事では、そんなアルファードの下取り(買取)価格が高騰している理由や実際の残価率(リセールバリュー)、さらには今後の展望を、車買取店「最強買取」の査定員としての長年キャリアを築く筆者が、分かりやすく解説します。

ぜひ最後までご一読いただき、あなたにピッタリな選択肢を見つける参考にしてください。

アルファードの下取り(買取)価格はどのくらい高い?

まず、アルファードの価格がどれほど高いのか、以下の3つのポイントで解説します。

  • 【2025年7月最新】実際の買取価格相場
  • 「価格逆転現象」が起こっていた事実
  • 競合車種「日産 エルグランド」との差

【2025年7月最新】実際の買取価格相場

まずは、市場の実際の買取価格を具体的なデータで見ていきましょう。前提として、一般的な国産車は3年で新車価格の50%程度の価値になれば良い方ですが、アルファードは全く別の次元にいます。

以下の条件で3年落ち、5年落ちそれぞれの残価率をご紹介します。

  • 走行距離:10,000km/年
  • ボディカラー:ホワイト系
トヨタ アルファードの買取価格相場と残価率
年式走行距離エンジン(グレード)新車車両本体価格(税込)買取価格相場残価率
2022年式(3年落ち)〜30,000kmガソリン(S”Cパッケージ”)4,664,000円3,640,000円~78%~
ハイブリッド(SR”Cパッケージ”)5,720,000円4,524,000円~79%~
2020年式(5年落ち)〜50,000kmガソリン(S”Cパッケージ”)4,664,000円3,125,000円~67%~
ハイブリッド(SR”Cパッケージ”)5,720,000円3,688,000円~64%~

※筆者調べ

※上記は人気グレードの一例であり、実際の買取価格は車両の状態や走行距離、オプション等により変動します

表をご覧いただければ分かる通り、3年経っても新車価格の80%近くの価値を維持するという、驚異的なリセールバリューを誇ります。

「価格逆転現象」が起こっていた事実

さらに驚くべきは、走行距離の少ない高年式モデルでは、中古車の買取価格が新車の車両本体価格を上回る「価格逆転現象」が起こっていたということです。これは「今すぐ欲しい」という強い需要が、新車の供給を上回っている何よりの証拠です。

例えば、今より市場が高騰していた時期には、新車価格が約700万円の最上級グレード「ハイブリッド エグゼクティブラウンジS」が、中古車市場で900万円以上の価格で取引されるといった事例が実際に確認されていました。

新車の長い納期を待てない富裕層や海外のバイヤーが、多少高くても「即納できる」という価値に対してお金を払っていることを明確に示しています。

競合車種「日産 エルグランド」との差

アルファードの価値の高さは、ライバル車種と比較するとより鮮明になります。

日産 エルグランドの買取価格相場と残価率
年式走行距離エンジン(グレード)新車車両本体価格(税込)買取価格相場残価率
2022年式(3年落ち)〜30,000kmガソリン(250Highway STAR Premium4,841,100円2,403,000円~50%~
2020年式(5年落ち)~50,000kmガソリン(250Highway STAR Premium4,841,100円1,887,000円~39%~

2022年式(3年落ち)の残価率で見てみると、トヨタ アルファードが「約80%」という数字であるのに対し、同じ高級ミニバンである日産 エルグランドは「約50%」大きく下回ります。

アルファードの下取り(買取)価格が高騰している理由

では、なぜこのような常識外れの価格が維持されるのでしょうか。その理由を、以下の2つの視点から解説します。

  • 【国内要因】 新車の深刻な納期遅延
  • 【海外要因】アジアの富裕層による絶大な支持

【国内要因】 新車の深刻な納期遅延

コロナ禍以降の世界的な半導体不足やサプライチェーンの混乱により、トヨタの生産体制は大きな影響を受けました。特に人気車種であるアルファードは生産が需要に全く追いつかず、多くのディーラーでは受注停止と限定的な受注を繰り返しています。

現在でも状況はあまり変わっておらず、注文できても納車まで6ヶ月以上待つことは珍しくありません。この状況で「すぐにでもアルファードが欲しい」と考えるユーザーが即納可能な中古車市場へとなだれ込む結果になりました。

限られた中古車の在庫に膨大な需要が集中した結果、中古車価格が急騰し、それに伴って下取り・買取価格も大きく引き上げられたのです。

【海外要因】アジアの富裕層の間で絶大な人気を誇る

海外からの需要の高さも、アルファードの下取り(買取)価格を引き上げる要因のひとつです。

なぜ人気があるのか、その理由を以下に深掘りします。

世界で信頼されるトヨタブランド

まず大前提として、「壊れにくく、整備しやすく、信頼性が高い」というトヨタブランドの評価は世界共通です。特に道路インフラや整備環境が日本ほど整っていない国々では、この信頼性は絶対的な価値を持ちます。

アジア圏における「ステータスシンボル」としての価値

そして、アルファードの価値を特異なものにしているのが、マレーシアや香港、タイといったアジアの富裕層の間での「ステータスシンボル」としての絶大な人気です。

彼らにとってアルファードは、単なる移動手段ではありません。「動く高級ホテル」とも評される豪華な内装と迫力ある外装は、企業の役員やVIPを送迎する車や個人の成功の証として、圧倒的な支持を得ています。

換金性の高さを物語る不都合な真実

一般社団法人 日本損害保険協会の調査によると、2023年車両盗難被害に遭った車種として、アルファードと兄弟車であるヴェルファイアを合計した数字が、長年ワースト1位だったランドクルーザーを抜き、日本で最も盗難される車になってしまいました。

車名別盗難状況〈車両本体の盗難〉
2023年
順位車名(車種)件数
1ランドクルーザー383
2アルファード364
3プリウス307
4レクサスLX120
5ハイエース60
6クラウン53
7ヴェルファイア43

引用元:一般社団法人日本損害保険協会「自動車盗難事故実態調査」

このデータは、裏を返せば、海外の闇市場でいかに高く、そして確実に売れるかを物語っています。悲しい現実ながら、近年のアルファードの海外需要の高さを表す指標となってしまいました。

アルファードの下取り(買取)価格の高騰はいつまでつづく?

結論から言うと、2023年をピークとした異常なまでの価格高騰は一旦落ち着き、市場は「高値安定」という新たなフェーズに入っています。

新車の供給が少しずつ正常化に向かっているため、中古車が新車価格を大幅に超えるような「プレミアム価格」は縮小傾向にあります。しかし、価格がコロナ禍以前の水準まで「暴落」する可能性は極めて低いと考えられています。

その最大の理由は、前述した「海外からの強力な需要」という要因が、今後も価格を支え続けるからです。業界関係者の多くは、これまでが異常であっただけで、現在の高い価格水準が今後も続く可能性を指摘しています。

アルファードの下取り(買取)価格を最大化する3つの方法

ここでは、アルファードの売却をお考えの方に向けて、愛車の価値を最大化するための具体的な方法を3つご紹介します。

  • 車内外を清潔に保つ
  • 純正部品は必ず保管しておく
  • 複数の買取業者に見積もりを依頼する

車内外を清潔に保つ

査定士も人間です。第一印象は非常に重要であり、「このオーナーは車を大切に扱ってきたのだろう」という好印象は、査定額にもプラスに働くことがあります。査定前には最低限、「洗車」と「車内清掃」を徹底しましょう。外装はワックスがけまで行うと見栄えが格段に良くなります。

車内において、特に臭いは次の買い手が見つかりにくくなる直接的な原因となり、専門的なクリーニングが必要になるため、査定額に大きく響くことを覚えておきましょう。下記の記事では、査定前の車内外の清掃について詳しく解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

純正部品は必ず保管しておく

愛車を自分好みにカスタマイズするために、社外品のホイールやエアロパーツ、マフラーなどに交換することは楽しみの一つです。しかし、将来の売却を考えるのであれば、取り外した純正部品は決して処分せず、大切に保管しておきましょう。

カスタム車両で純正品がない場合、査定額から「純正品に戻すための費用」が差し引かれることになり、その差額は数万円から、場合によっては十万円以上になることも珍しくありません。ホイールやナビゲーションシステムなど、高価な部品であればその影響はさらに大きくなります。

この原則は、査定時にプラスになるだけでなく、マイナス評価を避けるための重要なリスク管理でもあります。

複数の買取業者に見積もりを依頼する

これが愛車の価値を最大化する最も重要なポイントです。手間を惜しんでディーラー下取り1社だけで決めず、必ず複数の買取業者から見積もりを取りましょう。複数社を競わせることで、他社に負けないよう、各業者はより高い査定額を提示せざるを得なくなります。業者によっては、査定額に数十万円の差が出ることも珍しくありません。

また、価格面だけでなく、名義変更などの「サービス」や、接客態度などの「対応」も比較することができます。特にアルファードの場合、前述の通り海外での需要が非常に高いので、海外への輸出販路を持つ買取店を含めることが重要です。国内相場だけでなく、より高い国際相場を基準に査定するため、高額査定が期待できます。

複数業者から査定を受ける方法など、より詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

まとめ|アルファードの売却は「最強買取」がおすすめ

本記事では、アルファードの下取り(買取)価格がなぜ高騰しているのか、その理由と今後の見通しについて解説しました。

  • 価格水準: 5年落ちでも残価率60%超えは当たり前。条件次第で新車価格を上回ることも
  • 高騰の理由: ①国内の納期遅延、②海外での絶大な人気、③盗難多発が示す換金性の高さ、という3つの要因が複合的に作用。
  • 今後の見通し: ピークは過ぎたものの「高値安定」が続く可能性が高い。
  • 高く売るコツ: 清潔に保ち、純正部品を保管し、複数の業者を比較することが重要。

アルファードは、もはや単なる移動手段ではなく、国際的な需要に支えられた「資産」と言えます。その価値を正しく評価してもらうためには、業者選びが何よりも重要です。もし、アルファードの売却を少しでも考えているなら、中古車販売店「トップランク」が運営する「最強買取」をおすすめします。

  • 【世界相場を参考にした高価買取】国内相場にとらわれず、海外需要も反映した査定なので他社よりも高値を提示できます
  • 【豊富な買取実績】取り扱い台数は年間10,000台以上!豊富な経験で精度の高い査定が可能です
  • 【どんな車も査定OK】車検切れはもちろん、不動車や事故車も諦めずにご相談ください
  • 【気軽に仮査定額がわかる】「LINE査定」「最強写メ査定」なら自宅にいながらスピーディーに仮査定額がわかります
  • 【面倒な手続きは無料代行】名義変更などの手続きは最強買取が代行します。手数料はもちろん無料です

まずは、最短1分で仮査定額が分かる「LINE査定」や「最強写メ査定」で、あなたのアルファードが持つ本当の価値を確かめてみてください。

最強買取jp

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で最強買取jpをフォローしよう!