「中古車を安く買うならいつ?」「車を高く売るならいま?」車の購入や売却を検討している方にとって、中古車相場は最も気になる情報の一つでしょう。
本記事では、2025年における中古車の平均取引価格や市場全体の動向について詳しく解説します。中古車相場はこれからどう推移するのかも予想していますので、中古車の購入、愛車の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
2025年の中古車相場

車の売買を考えるとき、まず気になるのが市場相場ではないでしょうか。ここでは、2025年の中古車相場について詳しく解説します。
中古車市場は活発 価格も上昇傾向
近年、中古車市場の相場は上昇傾向が続いています。特に、事業者間の取引が行われるオークション市場では活発な取引が続いており、価格全体を押し上げています。
価格上昇の要因の一つに、市場に出回る中古車の数が限られていることが挙げられます。需要に対して供給が追いついていない状況が続いているため、仕入れ競争が激しくなり、結果として相場が上昇しているのです。
中古車の価格が上がっている理由について、詳しくは後述します。
平均取引価格は91万8,414円
2025年2月の中古車市場における平均取引価格は、オークネット循環型流通ラボのレポートによると、91万8,414円でした。これは、前月(2025年1月)の88万5,689円と比較して、金額で32,725円、率にして3.69%の増加を示しています。
平均取引価格の上昇は、「中古車市場価格指数」の上昇傾向とも一致しており、市場全体で需要増加に伴う相場の上昇が続いていることを示唆しています。特にバン・トラックなど、一部のボディタイプでは顕著な価格上昇が見られます。
出典:2025年2月の「中古車市場価格指数」を公開|オークネット
2025年まで中古車価格が高騰している理由

中古車の価格が上がり続けている背景には、いくつかの要因が複合的に影響しています。主な理由として、以下の点が挙げられます。
- 新車価格の高騰
- 新車の納期遅延
- 海外での日本車人気の上昇
それぞれ詳しく見ていきましょう。
新車価格が高騰しているから
中古車価格が高騰している背景に、新車価格の上昇が大きく影響しています。世界的な物価上昇に加え、円安の進行や原材料費の高騰により、自動車メーカーの新車製造コストが増加しています。その結果、新車価格を引き上げざるを得ない状況が続いているのです。
新車の価格が高くなると、比較的安価な中古車に需要が集中します。特に人気の高いSUVやハイブリッド車は、新車価格の上昇に引っ張られる形で中古市場でも値上がりしています。
新車の納期が遅れているから
世界的な半導体不足や部品供給網の混乱により、自動車メーカーの新車生産が滞っています。新車の注文から納車までの期間が間延びしており、人気車種の場合、数カ月から1年以上先の納車になるケースも少なくありません。
これにより、「欲しかった新車は諦めて、少し型落ちの中古車で妥協しよう」と考える消費者が増えています。また、急に車が必要になった場合など、「納車まで待てない」というユーザーも、必然的に中古車市場へ流れてきます。結果として、中古車への需要が高まり、価格が上昇しているのです。
輸出需要の増加で中古車が不足しているから
中古車価格が高騰している背景に、海外の需要高により国内の中古車が不足している状況があります。特に海外での需要が高い特定の人気車種は、国内市場での流通量が減少し、結果として価格が押し上げられています。
一部の車種では新規受注の再開に伴い、オークション相場が落ち着きを見せるものもありますが、市場全体で見ると、海外からの需要や国内での供給不足が依然として中古車価格の高止まりに影響を与えているといえます。
中古車価格の高騰はいつまで続く?

中古車の価格は、今後どのように変化していくのでしょうか。ここからは、今後の中古車価格相場について予想していきます。
中古車価格の高騰はしばらく続く見込み
中古車の価格は、2025年以降も高値圏での推移が続く可能性が高いと考えられています。先述した、新車の供給不足や納期遅延、海外からの需要増加といった価格高騰の根本的な要因が完全に解消されていないためです。
ただし、市場環境は常に変化しています。今後、新車の生産体制がさらに安定し、納期の遅延が大幅に改善されれば、中古車市場への需要が落ち着き、価格が緩やかに下落に転じる可能性も指摘されています。また、国内外の経済状況や為替レートの変動なども、中古車相場に影響を与える重要な要素です。
中古車バブルが崩壊する可能性も
中古車市場は現在高騰が続いていますが、いわゆる「中古車バブル」が崩壊する可能性も指摘されています。その最大の要因として挙げられるのが、新車の納期遅延の改善です。
2024年後半からは、多くの自動車メーカーで新車生産が回復傾向にあり、これまでの長期納期が改善されつつあります。新車が手に入りやすくなると、中古車市場への需要が一部新車からシフトするとともに、下取りや買取を通じて市場に流通する中古車の台数が増加することが見込まれます。市場に出回る中古車が増えれば、需要と供給のバランスが変化し、価格が下降に転じる圧力となるでしょう。
2025年度も中古車業者の仕入れ意欲は高い水準を維持する見込みですが、新車の安定供給が進むにつれて、中古車市場全体に車両がより多く流れ込み、相場が緩やかに落ち着く可能性があります。
中古車の売買で損をしない方法

現在、中古車バブルがいつ崩壊するか、その時期を特定することはできません。そのため、中古車の購入や売却を検討される場合は、最新の市場動向や相場情報を継続的にチェックすることが重要です。
ここからは、車の売買で損をしないために、具体的にどのような点に気を付けたらよいのか、詳しく見ていきましょう。
売却のタイミングを意識する
中古車は市場の需要が高まる時期や、車両の状態によって相場が変動するため、売却に適した時期を見極めることが大切です。
一般的に、中古車が高く売れやすいのは、駆け込み需要もあり買取が活発になる決算期(3月・9月)や、ボーナス支給で買い替え需要が高まる夏・冬の時期です。
また、モデルチェンジが行われると旧型車の価値が下がるため、モデルチェンジ前に売却するのがおすすめです。年式が古くなる前や、走行距離が「5万km」「10万km」といった区切りを迎える前に売却を検討することも大切です。
メンテナンスノートを用意する
メンテナンスノートは、法定点検や消耗品の交換時期、走行距離など、車の整備履歴が詳細に記録された書類です。メンテナンスノートがあれば、車が適切にメンテナンスされてきた信頼性の高い車両であることを証明できるため、査定時にプラスの評価につながります。
もし紛失してしまっても、購入したディーラーや整備工場に記録が残っていれば、再発行できるケースがあります。購入店に問い合わせてみることをおすすめします。
信頼できる中古車業者を選ぶ
中古車の売買において、最も重要なステップの一つが「信頼できる業者選び」です。信頼できる中古車業者を選ぶ際のポイントは、以下を参考にしてください。
豊富な実績と良い評判があるか | 長年の運営実績があり、口コミサイトやSNSで利用者から良い評価を得ている業者は、過去の取引において多くの顧客から信頼を得てきた証といえます |
丁寧で分かりやすい説明をしてくれるか | 車両の状態(修復歴の有無など)や契約内容、諸費用について、専門用語を避け、誰にでも分かりやすく丁寧に説明してくれる業者を選びましょう |
情報の公開が正確かつ透明か | 修復歴や走行距離などの車両情報、そして販売価格に含まれる諸費用を明確に提示しているかを確認しましょう |
独自の販売ルートを持っているか | 海外販路や専門性の高い市場など、独自の販売ルートを持つ買取業者は、車両の価値をより正確に評価してくれる可能性が高いでしょう |
中古車の売却は最強買取にご相談ください

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