車の売却を検討している方の中には、「愛車を少しでも高く売りたいけど、何社に査定を依頼すればいいのかわからない」「はじめての売却で失敗したくない」と考える方も多いと思います。車の売却は人生で何度も経験することではないため、そのように考えるのは自然です。
結論からお伝えすると、愛車の査定は3〜5社に依頼し、査定額やサービスを比較するのがおすすめです。そうすることで、なるべく手間や時間をかけずに納得のいく価格で売却できる可能性が高くなります。
この記事では、実際に3社に査定を依頼し愛車を売却した経験を持つ筆者が、3〜5社に査定を依頼すべき理由と、愛車を高く売却するための方法について詳しく解説します。
この記事でわかること 車の査定は3~5社がおすすめな理由 失敗しない買取業者の選び方 複数業者に査定依頼する際の注意点 複数の買取業者から1社を選ぶポイント |
ぜひ最後までお読みいただき、納得のいく価格でスムーズに愛車を売却しましょう。
目次
車の査定は3〜5社がおすすめ!4つの理由を分かりやすく解説

車の査定を依頼するなら、3〜5社に依頼するのがおすすめです。その理由として以下の4つが挙げられます。
- 相場が把握できる
- 高価買取の可能性が高まる
- 交渉の材料にできる
- 手間と時間のバランスが良い
それぞれ詳しく解説します。
相場が把握できる
複数の買取業者から査定を受けると、愛車の相場観が掴めます。なぜなら、車の買取価格は、車種、年式、走行距離、車の状態などによって大きく変動するからです。
また、買取業者によって査定基準や得意な車種が異なるため、同じ車でも査定額に差が出ます。例えば、筆者がトヨタ・アクアの査定を3社に依頼した際、以下のような査定額が提示されました。
買取業者 | A社 | B社 | C社 |
査定額 | 30万円 | 32万円 | 40万円 |
A社とC社では査定額に10万円の差がついています。A社のみにしか査定してもらわなかった場合、大きく損していたことでしょう。このように、1社だけの査定ではその査定額が適正かどうか判断できません。査定を受ける社数が多ければ多いほど、より正確な相場を把握できます。
しかし、あまりに多くの業者に依頼すると、時間や手間がかかりすぎてしまいます。これらを考慮すると、3〜5社に査定を依頼するのが相場を把握するのに適切な方法といえます。
高価買取の可能性が高まる
複数の業者に同時に査定依頼することで、業者間の競争意識が働き査定額が上がることがあります。先ほどもお伝えしたように、同じ車でも業者によって販売ルートや需要が異なり、査定額に差が出るケースが多いです。
同じ日の同じ時間に複数の業者に査定を依頼することで、「他社よりも高値をつけて契約したい」という心理が働き、査定額が上がる可能性があります。特に、需要の高い車種や希少車の場合は、想像以上の高額査定に期待できるでしょう。
交渉の材料にできる
複数社の査定額を知ることで、他社の査定額を提示して価格交渉を有利に進めることができます。前述の筆者の査定を例にすると、A社に「C社では40万円の査定額を提示された」と伝えることで、A社がC社より高い査定額を提示するかもしれません。この交渉方法は、複数社に査定依頼したからこそ実現できます。
ただし、交渉の際はやみくもに金額を提示するのではなく、その査定額の根拠(車両の状態、オプションなど)も合わせて伝えることが重要です。
参考記事:車の買取は業者と交渉できる? |
手間と時間のバランスが良い
複数社に査定を依頼する場合、各社への問い合わせや査定の日時調整など、時間と手間がかかります。実際に、1社だけに査定を依頼する場合と比較すると、手間が増え時間がかかることは否定できません。しかし、これまでにお伝えしたように、高額査定の可能性が高まるメリットがあります。
その上で、3〜5社程度であれば、比較的効率よく査定を進められ、愛車の価値を最大化できるでしょう。それ以上に多くの業者に依頼すると、時間や手間がかかりすぎるわりに、あまり査定額が変わらない可能性が高いです。
コストパフォーマンス、タイムパフォーマンスを考慮すると、3〜5社が最もバランスが良いと言えます。
失敗しない買取業者の選び方4選

ここまで、愛車の査定は3〜5社に依頼するべき理由を解説しました。では、その業者はどうやって選べば失敗を防げるのでしょうか。
買取業者を選ぶ際は、以下の4つのポイントを参考にしてください。
- 規模の異なる業者を選ぶ
- 口コミや評判をチェックする
- 担当者の対応を比較する
- 一括査定サイトを利用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
規模の異なる業者を選ぶ
買取業者の失敗しない選び方一つ目は、大手買取店と地元密着の買取店、〇〇専門店など規模の異なる業者を選ぶことです。それぞれ特徴が異なり、査定額だけでなく得意なジャンルやサービスの質も異なります。
高額査定だけでなく、自分に合った業者を見極めるためにも、特徴の異なる業者を選ぶことが重要です。
買取業者 | 特徴 | こんな人におすすめ |
大手買取店 | 知名度が高く安心感がある実績が豊富で手続きがスピーディー莫大な広告費がかかるため、必ずしも高額査定になるとは限らない地域密着店などに比べて柔軟性が低い場合がある | 実績や知名度を重視する方査定基準が明確な業者を求める方スピーディーな売却を希望する方 |
地元密着店 | 大手に比べて広告費などのコストが低い分高額査定に期待できる大手にはないきめ細やかなサービスを行う業者もある業者によって査定額やサービスにばらつきがある | 長く付き合える業者を探している方出張査定に抵抗があり、直接持ち込みたい方 |
〇〇専門店 | 専門的に扱う車種やジャンルに強い専門外の車種は販路などが弱い可能性がある | 輸入車やカスタム車を売却したい方次の車も同ジャンルで探している方 |
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輸入車だけでなく、日産・GT-Rやトヨタ・ランドクルーザーなどプレミア値がつくような国産車から、ホンダ・ステップワゴンなどの国産大衆車まで、さまざまな車種の高価買取実績があり、お客様からお喜びの声をいただいています。
参考記事:外車・輸入車のおすすめの売却方法は? |
口コミや評判をチェックする
2つ目の選び方は、GoogleやSNSなどで、実際に利用した人の口コミや評判を確認することです。
口コミや評判は、業者の対応や査定額、サービスの質を知るための貴重な情報源です。その際、良い口コミだけでなく悪い口コミも参考にすると、より客観的に業者を判断できます。特に「高圧的な態度で強引に売らせようとしてきた」や「査定時に契約した金額から後で減額された」といった口コミが多数あるような業者は避けるようにしましょう。
ただし、口コミや評判はあくまで個人の意見であり、全てを鵜呑みにしないことが重要です。参考程度にとどめ、最終的には自分の目で見て、話を聞いて業者を選ぶようにしましょう。
担当者の対応を比較する
選び方のポイント3つ目は、査定を依頼する際の担当者の対応を比較することです。買取価格だけでなく、電話やメールでの対応や査定時の説明が丁寧で誠実な業者を選びましょう。
高圧的な態度や、強引な営業をしてくる業者は避けるべきです。また、質問に対して曖昧な回答をしたり、説明を省いたりする業者は信頼性に欠けると言えます。
一括査定サイトを利用する
失敗しない業者選びの方法4つ目は、一括査定サイトを利用することです。一括査定サイトを利用すると、一度の入力で複数社に査定を依頼できます。各社に個別に連絡する手間が省けるため、効率よく査定を進められるでしょう。
ただし、一括査定サイトを利用すると、多くの業者から電話がかかってくることがあります。電話対応が面倒な場合は、メールでの連絡を希望するなど、事前に伝えておくことをおすすめします。
複数の業者に査定依頼する際の3つの注意点

前項では失敗しない買取業者の選び方について解説しました。ここでは、気を付けるべきポイントを紹介します。複数社に査定を依頼する際は、以下の3つの注意点を守りましょう。
- 他の業者も同時に査定すると伝えておく
- 全ての業者に同じ時間、同じ場所で査定してもらう
- 不安であれば第三者に立ち会ってもらう
それぞれどのような点に注意すべきか、詳しく見ていきましょう。
他の業者も同時に査定すると伝えておく
査定を依頼する際は、他の業者にも査定を依頼していることを伝えましょう。業者によっては、他社との競合を避けたがる場合があります。事前に伝えておくことで、当日のトラブルを回避できます。
また、他社にも査定を依頼していることを伝えることで、業者間の競争意識が働き、査定額が上がる可能性もあります。
全ての業者に同じ時間、同じ場所で査定してもらう
複数の業者に査定してもらう場合、全ての業者に同じ時間、同じ場所で査定してもらうようにしましょう。そうしないと手間がかかる上、相見積もりのメリットを活かせません。さらに、別々の時間や場所で査定を受けると、査定額を比較する際に車の状態や市場の状況などが変わってしまう可能性があります。
より正確に比較し、相見積もりのメリットを最大限に活かすためにも、同じ日時に査定を受けましょう。
不安であれば第三者に立ち会ってもらう
交渉に不安があり冷静な判断が難しい場合は、第三者に立ち会ってもらうと安心です。特に初めて車を売却する方や交渉に自信がない方は、家族や友人など信頼できる第三者に立ち会ってもらうとよいでしょう。
第三者がいることで冷静な判断ができ、業者との交渉もスムーズに進められるでしょう。
複数の買取業者から1社を選ぶポイント3選

ここまでの解説をもとに複数社から査定を受けたら、最終的に契約する1社を決めなければなりません。その際、以下の3つのポイントを比較することで納得のいく契約を交わすことができます。
- 査定額の内訳
- 業者の対応
- その他のサービス
せっかくここまで慎重に進めてきたのですから、最後に失敗しないようにそれぞれしっかりと理解しておきましょう。
査定額の内訳
契約する買取業者を決める際は、査定額だけでなく査定額の内訳も必ず確認しましょう。車両本体価格、オプション、付属品や減点項目などが、それぞれどのように評価されているかを確認することが重要です。それにより、査定額の妥当性を判断でき、納得感のある契約ができます。
具体例として、以下の2社の査定を比較してみましょう。
- A社:車両90万円+カーナビ10万円+サンルーフ10万円+ヘコミ大ー10万円=100万円
- B社:総額100万円の提示のみで内訳は回答せず
A社はオプションをしっかりと評価してくれたため納得できますが、B社では「サンルーフやカーナビは評価されたのだろうか」と不安に感じるかもしれません。
不明な点や疑問点がある場合は、遠慮せずに業者に質問し、納得のいく回答を提示した業者と気持ちよく取引しましょう。
業者の対応
査定額が判断基準となるのは当然ですが、丁寧な説明や対応をしてくれる信頼できる業者を選ぶことも重要です。買取業者へ車両を引き渡し、名義変更をしてもらうまでが取引となります。
それまで何度もやりとりする上で、雑な対応をされるようでは、いくら高価買取してもらっても気持ちの良い取引とは言えません。具体的には、以下のような対応をする業者との取引は避けるべきです。
- 「今決めないとこの金額は出せない」などと契約をせかしてくる
- 「呼んでおいて手ぶらで帰らせる気か」など高圧的な態度を取る
大切な愛車を手放すことはあなたにとって大きな決断であり、神経質になってしまうものです。そのため、査定額だけでなく丁寧に説明し誠実に対応してくれる信頼できる業者を選びましょう。
その他のサービス
査定額や業者の対応に加えて、その他のサービスも比較検討してください。業者によってさまざまなサービスが設定されており、上手く利用することで手間や時間をかけずに手続きを完了できるからです。特に以下のようなサービスは必ずチェックしておきましょう。
- 代車の有無
- 出張査定が無料
- 引き取り費用(レッカー代)が無料
- 名義変更の代行
- ローン残債の清算
代車の有無や引き取り費用、名義変更の代行などの付帯サービスも比較検討しましょう。あなた自身の状況に合わせて、必要なサービスを提供してくれる業者を選びましょう。
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ここまで、車の査定は3社〜5社に依頼するのがおすすめである理由や、売却で失敗しないための方法について解説しました。しかし、「忙しくて時間がない」「査定のために何社も回るのは面倒」という方もいるかもしれません。そのような方におすすめなのが、最強買取の「LINE査定」「最強写メ査定」です。スマホで簡単な情報を入力するだけで、最短1分で仮査定額が分かります。
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