車の買取査定では、車の状態を正確に伝えることが重要です。高額査定を引き出すために実際よりも良いことを言いたくなる気持ちもあるかもしれませんが、虚偽の申告は、後のトラブルを招く原因になりかねません。実際の状態と異なる情報を伝えると、契約成立後に様々な問題が発生する可能性があるため注意が必要です。
この記事では、査定時における申告の重要性やトラブルを避けるためのポイントについて紹介します。
目次
車の買取査定では嘘の申告をしてはいけない

車の買取査定で嘘の申告をすることは、法律に違反する可能性があります。嘘がわかった場合、契約の取り消しや減額になることが一般的です。
そのため、修理歴や自身が認識している事故歴などは、正直に申告しましょう。具体的にどのようなことが起こるのかを解説します。
虚偽の申告をすると契約不適合責任に問われる
車の買取において、売る側が「お客様」と認識されがちですが、実際にはユーザーが「売り手」であり、買取業者が「買い手」です。そのため、売り手が商品に対して嘘をついて売っていたら、購入者からクレームや返品要求を受けても不思議ではありません。
車の買取査定も同様で、虚偽の申告を行った場合、契約不適合責任に問われることがあります。この責任に基づき、購入者から損害賠償の請求や取引の解除、減額を求められる可能性があります。その場では高く売れたと思っても、後々のトラブルや返金要求に繋がることがあるため、虚偽の申告はやめましょう。
嘘をついていなくても過失の対象となることも
故意に虚偽の申告をしていなくても、申告内容と実際の車の状態に大きな違いがある場合、過失と見なされることがあります。
例えば、事故歴や修理履歴を正確に申告していない、エンジンをかけた際に異常が発生するなど、申告状況と実際の状態が大きく異なるケースが該当します。昔起こしてしまった事故なども思い出し、正確な情報を伝えましょう。
虚偽の申告がバレると査定額に影響がでる可能性
虚偽の申告が後にバレた場合、査定額や契約に影響が出る可能性があります。査定士は実際の車両状況を確認した上で評価を行います。査定時に全てのパーツを外してチェックができるわけではないため、車を引き取った後の再確認で問題が発見されるケースも少なくありません。
気づかなかったからといって、全て査定士の責任とは限らず、虚偽の申告自体が問題となる可能性があります。知っている情報があれば確実な情報で伝えましょう。
車の買取査定で正直に申告しないといけない項目

車の買取査定において、正直に申告しないと問題になることがいくつかあります。具体的にどんなことがあるのか、詳しく解説します。
不具合
車に何かしらの不具合があれば必ず申告しましょう。例えば、エンジンの異音や走行時に回転数が上がりづらい、エンジンがかかりづらいことがある、曲がりづらいことがあるなど、「申告すべきか迷う不具合」があれば、必ず申告しておきましょう。正直に話しておくことで、後のトラブルを避けることが可能です。
車の買取において、最初から買取金額が決まっているのではなく、査定士が会社と買取金額の交渉をしています。そのため、査定士が査定額をあげられるように会社と交渉するケースもあるため、正直に話し信頼関係を作ることも大切です。
修理歴
修理履歴は、査定において金額に差が出る重要な部分です。中古車は大きく分けると、事故車、修理歴車、修復歴車の3種類に分けられます。事故車は名前の通り、事故を起こしたことがある車両、修理歴車は事故や接触によって修理を行った車両のことを指します。
修復歴車は車の骨格部分にあたる重要な箇所に修理や交換をしたことがある車のことで、最も査定額に影響する状態です。「自宅の駐車場で軽く接触しただけ」と思っていても、骨格部分に損傷が出てしまっていて修復歴車になってしまっていることもあります。
そのため、修理をしたことがあるのであれば、どのような経緯で修理を行ったのかを明確に伝えましょう。
冠水歴
一般財団法人日本自動車査定協会の中古自動車査定基準で、冠水車は「集中豪雨や洪水などにより、室内フロア以上に浸水したもの、または、その痕跡により商品価値の下落が見込まれるもの」と定められています。
一度冠水してしまうと腐食や劣化、悪臭の原因になりかねません。契約時に、冠水車ではないことに同意する項目を設けている業者もあるため、必ず正直に伝えましょう。
走行距離
メーターを交換したり改ざんしたりしている車両であれば、必ず申告しましょう。メーター交換をした際には、交換した時の距離をステッカーや点検記録簿に残しておくことがおすすめです。
走行距離によって価格が変動するため、過去の走行距離がまったく不明な状態よりも、把握できているほうが正確な判断が可能になります。結果として、適正価格で査定しやすい状態になります。
他社の査定額
いくつか査定を受けた際には、査定額を隠す必要はありません。少しでも高く売りたい場合は、他社の査定額を伝えるタイミングは大切です。交渉の際、金額を聞く前に他社の査定額を伝えてしまうと、わずかに上乗せした程度の金額しか提示されない可能性があります。
そのため金額を聞いて、他社よりも金額が低ければ、査定額を言われた後に他社の査定額を伝えましょう。このタイミングで伝えることで、他社の査定額よりも高い金額で買い取ってもらえる可能性があります。
車の買取でトラブルを防ぐために気をつけたいポイント

車の買取において減額や契約解除など、後のトラブルは避けたいものです。実際にトラブルを防ぐために自分ができることを具体的に紹介します。
車の状態を確認しておく
外装、内装、エンジンなどを含めた車の状態を確認しておくことが大切です。異常や気になる点があった場合は、正直に相談しましょう。契約前に双方で確認することで、認識の違いや伝え漏れを防げます。
点検整備記録簿を用意する
点検整備記録簿を用意することで、車の管理状態をある程度把握できます。特に中古車を購入していた場合、前オーナーの情報が不明なことも多く、伝え忘れが発生することも珍しくありません。
こうした場合に点検記録簿があると、査定士が確認する際に役立ちます。また、新車時から点検整備記録が揃っていることで、手入れの行き届いた車両であることがわかるため、査定士の信頼も得やすくなります。
車の買取業者は慎重に選ぶ
買取業者は慎重に選びましょう。まれに悪徳業者も存在しているため、信頼性の高い業者を選ぶことが大切です。Googleの口コミや車の買取業者の評判を確認し、安心して取引できる業者を選びましょう。
契約書の内容をよく確認する
契約書の内容は、しっかりと確認することが重要です。特に水没車や事故車に関する内容を記載している業者も多いため、疑問点があれば契約前に必ず確認しておきましょう。
また、車を引き取った後に再査定を行う業者もいるため、再査定後に問題が見つかった場合の対応を確認しておくことをおすすめします。
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