5人家族で外出すると、「今の車じゃ狭くて不便だな」と感じたことはありませんか?家族の人数が増えたり、子どもが大きくなったりすると、より広いスペースや快適な装備が必要になります。
今はさまざまなタイプやサイズ、価格帯の車があるので、各家庭の状況に合わせた車を選ぶことが重要です。それにより、家族での移動がより快適になり、家計への負担も軽減できます。
そこでこの記事では、5人家族が車選びで失敗しないように、以下のポイントを解説していきます。
5人家族の車選びのポイント 5人家族の車選びで大事なポイント おすすめのミニバンやSUVの車種 費用を抑えるための買い替え方法 |
この記事を読むことで、家族みんなが安全で快適に移動できる、あなたのご家庭に最適な車の選び方や、おすすめの車種が分かります。さらに、買い替え時の費用を抑える工夫もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
5人家族の車選びで重要なのは「安全性」「快適性」「経済性」の3つ
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5人家族で車を選ぶときには、家族全員が安心して乗れること、快適に過ごせること、そして維持費が過度な負担とならないことが大事です。
- 安全性
- 快適性
- 経済性
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
安全性
家族を乗せる車は、安全性にはこだわりたいものです。最近の車であれば、安全装備が充実しているので問題ありませんが、中古車で年式の古い車を購入する際は、現在のような安全装備には期待できないため注意が必要です。
特に、衝突安全性が高い車であれば、事故の際に家族の命を守ることができます。また、ISOFIX対応のチャイルドシート固定機構があると、チャイルドシートを確実に固定できるため、小さいお子さんがいるご家庭でも安心です。
他にも、自動ブレーキや車線維持支援などの運転支援システムが付いていれば、事故のリスクを減らせるのでおすすめです。安全機能が充実した車を選ぶことで、万が一の際のリスクを減らし、家族全員が安心して過ごせます。
快適性
家族全員でお出かけすることが多いなら、皆が快適に過ごせる環境が重要です。そのためのポイントは「5人分の座席が広々としていること」や「シートアレンジが柔軟にできること」などです。
5人乗ると窮屈になったり、収納スペースがほとんどなく荷物の置き場に困ったりするようでは、せっかくの家族での時間が不快になってしまいます。また、後部座席にエアコンがついているか、USBポートやカップホルダーといった便利機能が充実していれば、より快適に過ごせます。
さらに、静音性が高い車であれば、長時間のドライブでも疲れにくく、家族全員がリラックスして過ごすことができます。
経済性
車の維持費がいくらかかるのかなど、「経済性」も重要なポイントです。維持費には燃費だけでなく、自動車税や車検費用、修理費なども含まれます。これらのコストを抑えられる車を選ぶことで、家計の負担を減らすことができます。
例えば、ハイブリッド車は車両価格が比較的高くなりますが、燃費が非常に良く維持費を抑えやすいです。小型ミニバンに分類される「シエンタ」を例に見ると、以下のような差が生まれます。
モデル | カタログ燃費(WLTCモード) | 10,000km走行時のガソリン代(170円/Lの場合) | 15,000km走行時のガソリン代(170円/Lの場合) |
ハイブリッド車(2WD) | 28.2~28.8km/L | 約60,283円 | 約90,425円 |
ガソリン車(2WD) | 18.3~18.4km/L | 約92,896円 | 約139,344円 |
※トヨタHPから抜粋し、筆者が作成
また、エコカー減税などの制度を利用することで、さらにコストを抑えることが可能です。経済的な面でも無理なく維持できる車を選ぶことで、生活にも余裕が生まれます。
駐車場の大きさも考慮しよう
先述の3つのポイント以外にも、駐車場のサイズも考える必要があります。特に、今より大きな車に変える場合、車の全長や全幅が駐車場に収まるか確認しておきましょう。
たとえ駐車場に入ったとしても、狭すぎると乗り降りが大変です。そうなりそうなら、スライドドアがある車を選ぶのをおすすめします。
また、運転に自信のない方であれば、バックモニターや全周囲カメラが付いていると、駐車時のストレスがかなり軽減されます。普段使う駐車場のサイズや周辺環境をしっかり考慮して、無理なく駐車できる車を選ぶことが大切です。
将来のことも見据えて検討するべき
車を選ぶときには、将来の家族構成も考えておくと良いでしょう。数年後に家族が増える可能性があるなら、現時点でギリギリのサイズではなく、少し余裕のある車を選ぶのが賢明です。
小さな子どもがいると、ベビーカーやチャイルドシートなどでどうしても荷物が増えてしまいます。また、家族でレジャーやアウトドアに出かけたいと考えるなら、荷物が多くなることを想定し、余裕を持った大型車を選ぶと選択肢が広がります。
5人家族におすすめする車種をタイプ別に紹介
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次に、5人家族におすすめの車種として以下の5つのタイプを紹介します。
- 大型ミニバン
- ミドルサイズミニバン
- 小型ミニバン
- SUV
- 軽自動車
それぞれの特徴を把握し、あなたのご家庭に最適な車選びの参考にしてください。
高い居住性と利便性を兼ね備えた大型ミニバン
大型ミニバンは、広い3列シートで5人家族でも十分快適な広さが確保できます。スライドドアやフラットなフロア設計で、小さなお子さんやお年寄りも乗り降りしやすいのも大きなメリットです。
また、大容量のラゲッジスペースがあり、子どもの習い事の道具や旅行の荷物なども十分に積載可能です。3列目シートを格納することでさらにスペースを広げることもでき、用途に応じた使い方が可能です。
後部座席のリクライニング機能やモニターを設置すれば、家族全員が快適に過ごせます。ただし、車両価格が高く、燃費をはじめとする維持費が比較的高額になる点には注意が必要です。
代表車種:アルファード(トヨタ) 引用元:トヨタHP |
バランスの良さが人気のミドルサイズミニバン
大人気のミドルサイズミニバンは、背が高く広い居住空間を持ちながら、取り回しの良さを確保している点が、ファミリー層から支持されています。シートをフルフラットにできる車種も多く、日常的な移動からレジャーが好きな家族まで幅広いご家庭におすすめです。
さらに、リセールバリューの良さが特長で、年式や走行距離が増えても、思わぬ高値で売却できることがよくあります。また、大型ミニバンより燃費が良く、税金も安いため、比較的ランニングコストが抑えられ経済的です。
デメリットとしては、非常に人気なので街中で見かける機会が多いことでしょう。周りと被るのが嫌な人にはあまりおすすめできません。
代表車種:セレナ(日産) 引用元:日産自動車HP |
コスパ抜群!小型ミニバン
小型ミニバンはコンパクトながら5人分のスペースを十分に確保し、シートをフルフラットにできる車種も多く、車中泊にも便利です。毎日の買い物や送り迎えに便利で、十分な収納スペースを備え、使い勝手の良さが魅力です。
これまで紹介したミニバンに比べると車両価格が安く、燃費が良いため、経済的な負担が少ないのも嬉しいポイントです。また、小回りが利くため、狭い道や駐車場でも扱いやすく、都市部での運転や駐車が多い家庭に向いています。
デメリットは、大型ミニバンやミドルサイズミニバンと比べて車内が狭いことです。チャイルドシートやベビーカーを載せると、手狭に感じてしまうかもしれません。手頃な価格で、初めてファミリーカーを購入する方におすすめです。
代表車種:フリード(ホンダ) 引用元:ホンダHP |
デザイン性と快適性を両立したSUV
近年、世界中で人気のSUVは、スタイリッシュなデザインの車種が多く、見た目にこだわりたい方におすすめです。車高が高く視界が良いため女性でも運転しやすく、ファミリー層にも人気があります。
また、SUVの多くは四輪駆動(4WD)を搭載しており、悪路や雪道でも安定した走行が可能です。さらに、ラゲッジスペースが広く、ベビーカーなど大きな荷物を積む場合でも十分収納できます。
また、長距離ドライブでも快適に過ごせる静音性やシートの座り心地もポイントです。ただ、ミニバンと比べると車内が狭い車種が多く、子どもが成長して大きくなった際、5人全員が乗ると狭く感じるかもしれません。
代表車種:ハリアー(トヨタ) 引用元:トヨタHP |
子どもが12歳未満なら軽自動車でも移動可能
子どもが12歳未満であれば、軽自動車も検討の余地があります。「軽自動車は4人乗りじゃないの?」と思われる方もいると思いますが、国土交通省の定めによると、12歳未満は3人で大人2人と換算されます。
〈引用〉道路運送車両の保安基準第53条2項
前項の乗車定員は、12歳以上の者の数をもって表すものとする。この場合において、12歳
以上の者1人は、12歳未満の小児又は幼児1.5人に相当するものとする。
引用元:国土交通省(外部リンク)
すなわち、大人2人、12歳未満3人であれば、軽自動車でも乗車可能というわけです。軽自動車は、特に都市部での使い勝手が良く、狭い道路や駐車場でもスムーズに扱えます。
また、税金や保険料が安く、燃費も良いため、経済的なメリットが大きいです。
ただし、車内スペースは限られているため、長距離の旅行や荷物が多い場合には不便に感じることがあるでしょう。普段使いとしては非常に便利ですが、使用目的に応じて慎重に選びましょう。
代表車種:N-box 引用元:ホンダHP |
買い替えるなら今の車を高く売って購入費用に充てよう
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車を買い替える際には、現在の車の価値を最大限に引き出し、新しい車の購入費用に充てることが大事です。その際、重要となるポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 下取りよりも買取がおすすめ
- 高値で売却できるタイミングを狙う
- 信用できる買取業者に売る
それぞれ詳しく解説します。
下取りよりも買取がおすすめ
車を売却する主な方法として、次の車を購入する店舗に売却し、購入代金から売却金額を差し引いてもらう「下取り」と、車の買取を専門に行う業者に査定依頼し売却する「買取」があります。
どちらも車を手放すという点では同じですが、結論として、買取のほうが高値で買い取ってもらえる可能性が高いためおすすめです。下取りと買取の違いについては以下の記事で詳しく解説しています。
高値で売却できるタイミングを狙う
実は、全く同じ年式や状態の車でも、売却するタイミングによって査定額は異なります。なぜなら、買取価格が需要と供給のバランスによって決定されるためです。需要が高まる時期とその少し前は、中古車業者が在庫を確保するために、積極的に仕入れを行います。
そのため、必然的に買取価格は高騰し、高価買取が期待できます。例えば、新生活の始まりやライフスタイルの変化により、車を買う人が増える3月やその1〜2か月前などが狙い目となります。
売却のタイミングについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
信用できる買取業者に売る
愛車を高値で売却するためには、業者選びも重要なポイントです。買い取った後の販路や専門知識の有無によって、本来の価格で買い取ってもらえるかどうかが変わるためです。
中古車販売業者「トップランク」が運営する『最強買取』なら、ほとんどの場合買い取った車を自社で販売するため、オークションに出品する業者と比べて流通コストが少なく済むので高価買取が可能です。
また、買取額が査定時に提示された金額から減らされる「二重査定」は一切行っていないため、安心して売却できます。信用できる買取業者の選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
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