外車・輸入車のおすすめの売却方法は？

これまで大切に乗ってきたあなたの外車・輸入車を最も高値でスムーズに売却する方法とは何でしょうか。

下取りや一括査定など、さまざまな売却方法がありますが、最もおすすめの方法は、外車・輸入車の専門店に買取してもらうことです。

なぜなら、輸入車に関する知識やノウハウが豊富で、あなたの愛車の適正な価値を見極めてくれるからです。しかし、外車・輸入車専門店に査定依頼するだけでは、あなたの愛車の価値を最大化できません。

そこでこの記事では、外車・輸入車の売却で失敗しないために、以下の3つを徹底解説します。

買取店を選ぶ際のポイント
国産車より売却額が低くなる理由
高く売るためのポイント

この記事を読めば、信頼できる買取業者が見つかり、納得の金額であなたの愛車を売却することができます。「次の車の支払いを抑えられた」といったことにも期待できるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

外車・輸入車の買取店を選ぶ際のポイント

外車・輸入車を売却する際、最も重要なのは「買取店選び」です。車の買取業者にはそれぞれ特徴や強みがあり、どの業者を選ぶかで買取額は大きく異なります。

ズバリ、買取店選びのポイントは「外車・輸入車専門店に査定依頼を出す」ことです。一番の理由としては、一般的な買取店は国産車の査定には強いですが、輸入車に関しては専門知識が少ない場合が意外と多いからです。

外車・輸入車には日本の規格とは異なるポイントが多く、専門知識が必要です。代表的な例はカーナビで、埋め込み箇所のサイズが特殊で、日本の規格品の設置が難しい場合があります。

そのため、外車・輸入車にオプションでカーナビが設置されていれば、査定アップの対象となります。外車・輸入車の専門店であれば、専門知識を有しているので見逃すことはありません。

しかし、国産車の取り扱いを主とする業者の中だと、正しく評価されずにオークション相場を見ただけで査定額を決められてしまう可能性があります。あなたの愛車の価値が正しく査定されないことを避けるためにも、外車・輸入車専門店に査定を出すことをおすすめします。

外車・輸入車は国産車と比べて売却額が低くなりやすいことにも注意

一般的に外車・輸入車は、年式、走行距離など、似通った条件の国産車に比べて、売却額が安くなる傾向にあります。その理由は以下の3つです。

需要の低さ
修理費用の高さ
販路が限られている

それぞれ詳しく解説します。

需要の低さ

一つ目の理由は、国産車に比べて需要が低いことです。外車・輸入車を選ぶユーザーの特徴は、車にこだわりがある方、高級志向の方、他の人と被りたくない方などが挙げられます。

そういったユーザーは市場全体で見ると少数派で、該当しないユーザーは外車・輸入車を敬遠しがちです。例えば、車にあまり興味がない方がコンパクトカーを探している場合、フォルクスワーゲンゴルフを選ぶかホンダフィットを選ぶかとなれば、価格やメンテナンスなどを考慮し、後者を選ぶ方が多いでしょう。

買取価格は需要に比例して高くなるため、どうしても需要が低い外車・輸入車は、売却額が低くなってしまいます。

修理費用の高さ

二つ目の理由として、国産車に比べて修理費用が高額になる傾向にあることが挙げられます。外車・輸入車の修理費用が高い理由は、主に部品の輸入コストや関税が影響しています。日本国内での修理には海外から部品を取り寄せる必要があり、その際の輸送費や関税が価格に上乗せされます。

また、外車・輸入車は国産車に比べて消耗品の交換頻度が高く、メンテナンス費用も増加します。買取業者は修理して販売するところまでを計算し査定するため、修理費用が高額になれば、必然的に売却額も下がってしまいます。

販売経路が限られている

三つ目の理由は、販売経路が限られていることです。国産車の場合、日本国内はもちろん、海外でも高い需要があるため、買取業者は海外への輸出も視野に入れて査定します。

一方で、ほとんどの外車・輸入車は、海外での需要はあまり見込めません。その理由の一つとして、海外での使用を想定した外車・輸入車は、日本の高温多湿な気候に合わず、劣化が進みやすいため、わざわざ日本からではなく、販売国から直接仕入れる海外の業者が多いからです。

国内外で人気の日本車と比較すると、販売するのに苦労するため、査定額も低くなってしまいます。

外車・輸入車を高く売るためのポイント

ここからは、外車・輸入車を高く売るためのポイントとして、以下の4つをご紹介します。

売れやすい時期を狙う
外車の買取専門店を選ぶ
買取事業だけではなく、販売部門を運営しているか確認する
オプションで査定額アップの可能性もある

それぞれを理解し、これまで大切に乗ってきた愛車の価値を最大化しましょう。

売れやすい時期を狙う

一つ目のポイントは、高値がつきやすい時期に売却することです。中古車相場は日々変動しているため、同じ状態の車でも時期によって買取価格は変わります。

具体的には、1月、2月が1年で最も高額査定が受けやすい時期だと言われています。車の需要は新生活を前にした3月がピークです。そのため、中古車業者はその1、2か月前から在庫を確保しようと積極的に買取を行うため、少々高値でも仕入れを行います。

また、秋の行楽シーズン前である10月頃も、同様の理由で需要が高まる傾向にあるため、8、9月頃も売却にオススメの時期です。一方で、避けたほうがいい時期は需要のピークが去った4月と12月です。先々、需要が落ち込むこの時期は、業者が買取に積極的ではなく、高値がつきにくい傾向にあります。

売却を急いでおらず、時期の調整が可能であれば、上記のタイミングを狙って売却することで、高額査定が期待できます。

外車・輸入車の買取専門店を選ぶ

愛車を高値で売却するために、外車・輸入車を専門に扱う業者に買取依頼することは非常に重要です。専門的な知識を持った業者に依頼することで、外車・輸入車特有の売却額アップのポイントを、見逃さずに査定してもらえるからです。

外車・輸入車の取り扱いに慣れていない業者では、あなたの愛車の本当の価値に気付いてくれない可能性が高くなってしまいます。これまで大切に乗ってきた愛車を安く見られないためにも、外車・輸入車の買取専門店を選びましょう。

買取事業だけではなく、販売部門を運営しているか確認する

買取店選びのポイントとして、その業者が買取だけでなく販売店を運営しているかをチェックしましょう。買取しか行っていない業者に比べて、査定額が高額になる可能性が高くなります。

なぜなら、買取専門店は買い取った車をオークションに出すしか販路がないため、オークション相場から手数料や陸送代などを差し引いた金額しか提示できません。一方で、販売部門を持つ業者であれば、買い取った車をそのまま「商品車」として自社で販売できるので、中間マージンがかからないメリットがあります。

その分を買取額に上乗せできるため、買取専門店に比べて高い査定額を提示できます。失敗しない買取業者の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

車の買取店選びで失敗しない方法とは？選ぶポイントと高く売るコツ

オプションで査定額アップの可能性もある

人気のあるオプションがあれば、査定額アップにつながる可能性が高いので、査定時に積極的にアピールしましょう。特にチェックしておくべきオプションは以下の4つです。

カーナビ
サンルーフ
本革シート
高級オーディオ

それぞれ詳しく解説します。

カーナビ

カーナビの有無は、査定額に大きな影響を与えます。外車・輸入車のカーナビは日本の規格とは異なり、汎用品のカーナビが設置できない可能性があるからです。

そのため、車に合ったカーナビがあらかじめ設置されていることは、外車・輸入車の中古車にとって重要な項目であり、査定額アップに期待できます。

サンルーフ

サンルーフが装備されていれば、査定額アップに期待できます。外車・輸入車に高級感を求めるユーザーは多く、その象徴であるサンルーフは、外車・輸入車にとって価値のあるものだからです。

また、サンルーフは受注時にしか取り付けられないメーカーオプションであり、後付けするのが難しいのも理由の一つと言えるでしょう。希少価値が高く、ニーズにマッチするため、査定額アップに繋がりやすいです。

本革シート

前述のサンルーフ同様、高級感を求めるユーザーが多い外車・輸入車において、上質な本革シートは高く評価されます。サンルーフと同じく、後付けが難しいことも高評価となる要因の一つです。

高級オーディオ

高級志向の外車・輸入車の中には、注文時のオプションで高級オーディオメーカーのスピーカーなどの音響設備を選択できる場合があり、装備していれば査定額アップに期待できます。

先ほどからお伝えしているように、外車・輸入車を選ぶユーザーは高級感を求める傾向があり、高級オーディオはニーズを満たす装備の一つです。例えば、メルセデス・ベンツであれば「FOCAL」「Burmester」「BEWITH」といったメーカーのオーディオを装備しているなら、積極的にアピールし高額査定を引き出しましょう。