車の買取は業者と交渉できる?

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車の売却で提示された査定額に納得がいかない場合、交渉が可能です。提示された査定額は厳密に決まっているわけではなく、交渉次第で上がる可能性があります。

査定前に車や書類の準備、査定額が決まる仕組みを理解することで、より良い条件で愛車を手放すことが可能です。この記事では、査定額を上げるための3つの交渉術や、事前準備、注意点について詳しく解説します。

車の売却時は値段交渉ができる

車を売却をするには、査定と商談が必須です。商談の際、査定額に納得できない場合は、価格の交渉が可能です。初めて車の売却を考えている場合「交渉なんてしていいのだろうか」と不安に思うかもしれませんが、買取業者は値段交渉前提で商談を進めているので問題ありません。

まず業者が提示する査定額は、車種、年式、グレード、色、走行距離、車の状態をもとに査定を行ない、同じような車がどの程度の金額で取引されているかを見て買取金額を決定します。この時買取業者が参考にするのは、直近のオークションの相場です。

商談の進み方

中古車は一物一価と言われ、同じ車種であっても車の状態が違うため、まるっきり同じ車は存在しません。そのため相場を見る際も「似たような車」の相場をみていることに加え、売却時期が先になるため、具体的にいくらで取引されるという確信がないまま商談を進めます。

ピンポイントで金額が決まっていないため、買取業者は「〇〇円〜〇〇円の間で買取たい」という大体の幅があります。交渉ありきで商談を進めているため、この幅の中で最初から一番高い金額を提示してくることはありません。交渉をすることで、買取業者が出せる最大の価格まで引き上げることが可能です。

逆にいうと、交渉せずに即決することは損をすることになります。交渉するのが苦手であれば、最初に言われた金額プラス数万円の金額はどうですか?というように聞いてみましょう。買取業者は商談に慣れているため、折り合いがつく金額で買い取ろうと、さまざまな提案をしてくれることが多いです。

車の査定額を上げる3つの交渉術

車の査定額を上げたいからといって、だた「査定額を上げてほしい」と伝えるだけでは不十分です。自分の車の市場価値をしっかりと調べ、手放し時期を早める努力をするなど、自分にできることをしっかりと行いましょう。

査定額を上げるために今すぐ自分にできる3つのポイントについて詳しく解説します。

市場価格をリサーチする

自分の車が市場でどの程度の価値があるのかを事前に調べておくと、交渉の際に役立つのでおすすめです。調べ方は車種やグレード、車両の状態、走行距離が近い中古車をグーネットやカーセンサーなどで検索します。この時にわかる金額は車両本体価格と乗り出し価格で、店舗の利益や諸費用が乗っているため、これらを引いた金額が大体の相場です。

ただし、車両本体価格と乗り出し価格の表示があり、店舗によっては車両本体価格を下げて乗り出し価格をあげている場合があります。そのため、車検が残っているかどうかにもよりますが、乗り出し価格から20万円〜50万円程度引いた金額が大体の買取価格の目安です。

中古車市場は価格の振れ幅が大きいため、昨日まで高額だったのに今日はすごく下がってしまったというようなこともあります。交渉の材料として、「今このくらいで売られているけど、〇〇円で買取してくれるなら売ります。」というように活用しましょう。

相見積もりを活用する

複数の業者に査定を依頼し比較交渉することで、業者間での競争が生まれます。その車を買い取りたい買取業者は、他社よりも高い査定を出さなければなりません。その結果、比較交渉を続けることで、より高額で売却できる可能性が高まります。

例えば、最大120万円で売却できる車があったとします。A社は100万円で買い取るといい、それを知ったB社は105万円で買い取る、このように何社か繰り返し相見積もりを出すことで、最終的に120万円に近づけていく方法です。

ただし、あまり多く何社も何社も繰り返してしまうと売る気がない人だと思われ、無難な金額しか言われなくなることがあります。信頼のできる業者と納得のいく金額で契約をすることが大切です。

売却時期を早める

中古車は走行距離が伸びることや劣化が進むこと、モデルチェンジやマイナーチェンジが行われることなどの理由から、時間が経つほど相場が下がります。

業者は査定をした段階で手放し時期を聞き、手放し時期に合わせて現時点での相場から逆算して買取金額の交渉をはじめます。そのため、売却時期が遠ければ遠いほど価格の交渉が難しく、逆に「今すぐに売却して車を引き上げていい」という条件であれば限界の金額を出しやすくなり査定額を上げることが可能です。

交渉する前にやっておくべき準備とは

交渉を成功させるためには、事前準備が欠かせません。自分でできる事前準備や日頃から気をつける方法を紹介します。

内装の掃除

契約後のトラブルを避けるために、査定前には必ず内装、外装ともに綺麗にしておきましょう。綺麗にしておくことで、見た目の印象も変わります。内装の査定ポイントとしては、シートのヨレや汚れ、シミ、臭いなどです。

特に染みついた臭いがあると、評価が大幅に下がるので注意が必要です。具体的に毎日気をつけられることは、タバコを車内で吸わない、車内にゴミを残さない、ペットを乗せる時は工夫をしましょう。査定前はゴミを拾い、普段よりも念入りに掃除機をかけ、車内を換気しておくだけでも、こもった臭いが取れることがあるのでおすすめです。

外装は洗車をする

外装は傷や汚れ、塗装のハゲ、足回り、修復歴の有無を確認します。外装が汚いと傷の見落としを懸念し、評価が下がる可能性があるので注意が必要です。綺麗にしておくことで、ありのままの状態を正当に評価してもらうことに繋がります。

また、足回りはホイールのがり傷やサビなども見るため、しっかりと洗っておきましょう。特に年式が古くても、状態が良い場合は綺麗にしておくことで車両の信頼度が高まります。

この車はしっかり手をかけているという信頼度が伝わることは、プラスの評価を得るための大切なポイントです。修復歴車に関しては査定で見てわかりますが、売却後のトラブルになりかねないので正直に伝えることをおすすめします。

整備記録やメンテナンスノートの準備

整備記録やメンテナンスノートがあれば揃えておきましょう。メンテナンスが行き届いていることは信頼へと繋がります。売却時には必要書類があるため、車検証や自賠責保険、リサイクル券を最低限準備しておきましょう。

中古で購入した車に関しては、前のオーナーの整備記録があると車に対する信頼度が高くなります。新車に比べ故障のリスクが有る中古車だからこそ事前に準備できるものは揃えておき、信頼度を高めておくことが大切です。

車の査定額を交渉する際の注意点とは

査定額を交渉する際には、いくつかの注意点があります。まず、過度に強気な態度を取ることはやめましょう。業者との信頼関係が崩れ、交渉ができなくなり、そもそも買い取ってもらえなくなる可能性があります。冷静かつ誠実な態度で交渉を進めることが大切です。

また交渉の際には、相手の事情や限界を考慮する必要があります。業者側も出したくても出せない限界の金額があるので、現実的な範囲での交渉を心がけましょう。

業者であっても、交渉相手は人です。お互いに良い信頼関係が築ければ、必然的に納得感のある取引に繋がります。

最強買取jp

 

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