車を高く売るためのポイントは?査定前の準備から価格交渉までを解説

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車を高く売るためには、査定前の準備が肝心です。車内外の徹底的な清掃や目立つキズの修理、大切な書類の準備がポイントです。これらをしっかりと行うことで、査定額を引き上げることができます。

今回はその準備について詳しく見ていきましょう。

高額査定を引き出す売却前の準備

「車を高く売るためにはどんな準備が必要なのか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。車の内外装の清掃から目立つ傷の修理まで、ポイントを詳しく解説します。

車内外の徹底的な清掃で良い印象を与える

もうすぐ売却するんだし、洗車しないで査定しても大丈夫なはず。あるいは、洗車しない方が傷が隠せていいかも…と思うのは大間違い!です。

査定士はクルマのコンディションをチェックする専門家です。つまり、相手はプロです。汚れた状態でも車体についた傷を見逃しません。

また、車内がモノであふれてゴミ屋敷状態になっていたり、フロアマットが泥や砂だらけ…。これでは査定士の「このクルマの良い部分を見つけよう」といった気持ちも失せてしまいます。

できれば査定の前日、あるいは当日に内外装を含めたクルマ全体の洗車・清掃を行ってください。それだけで査定士に与える印象が良くなります。

その際、外装であればホイールダストの汚れやドアの内側、ホイールハウスの汚れをきれいにしておけるとベストです。内装は運転席を中心に掃除機を掛け、細かい砂などを除去してください。フロアマットは事前に外してブラシなどでこすって水洗いして乾燥させておくと驚くほどきれいになります。

汚れを落とす時間に余裕がなければ、最寄りのガソリンスタンドに依頼すればいいでしょう。とはいえ、査定のためにわざわざ高価なボディーコーティングをするほどの必要はありません。

目立つキズや凹みへの対応

バンパーやボディパネルのこすり傷、ホイールのガリ傷など。わずかな傷でも査定額に影響を及ぼします。傷の程度にもよりますが、数万円単位の減額で済めばいい方で、十万円単位の減額となってしまうケースも珍しくありません。

ちょっとした板金塗装でも、補修したことはその道のプロである査定士に見抜かれてしまいます。それでも傷がついたまま査定するよりはいいでしょう。判断が分かれるのは前後ドアパネルなど、広範囲に傷がついている場合です。

板金塗装するとなれば数十万円単位の出費になります。また、きれいに補修できたとしても、その費用を査定時に相殺できるか、非常に微妙なラインです。下手をすると余分な出費となる可能性が高いので、友人・知人など、自動車の整備や板金塗装に精通した人を探してアドバイスを求めることをおすすめします。

自動車検査証や修理記録などの書類を準備する

近年、多くの日本国内にある車が積極的に海外へと輸出されています。なぜなら、日本のように車の法定点検が義務づけられており、なおかつ年間の走行距離が少ない国は世界中を見渡しても珍しく、車の程度が良いからです。

隅々まで手入れが行き届いた、コンディション良好な車は注目の的です。(日本専売モデルだと更に価値は上がります。)

記録簿の他、点検時の書類をオーナーが個別に管理していた…など、「サービスヒストリー」がきちんとそろっていて、条件的にも文句なし。まさに、海外のバイヤーからすれば宝の山なのです。

きちんと点検整備を受けてきた記録(証拠)を残すため、車載されている整備記録簿の他に、明細が記載された書類もできるだけ手元に残すようにしてください。

ただ、個人情報が漏れる可能性があるので、買取業者に渡す際は、氏名や住所のところはしっかりとカットすることを強くおすすめします。

バッテリーなどの消耗品を交換する

大掛かりな車体の補修と同様に、こちらも判断が分かれるところです。バッテリーやタイヤなど、新品やそれに近い状態(交換してから半年くらいまで)であれば多少プラスの評価になりますが、それでもごくわずかの加点(0〜1、2万円程度)と考えるのが妥当でしょう。高額査定を期待して、乗り替える寸前に新品タイヤやバッテリーに交換することは決しておすすめしません。その出費を補ってくれる可能性が極めて低いからです。

よって、そのままの状態で査定を依頼してもそれほど影響はありません。ただ、タイヤの溝がほとんど残っていない、即交換が必要なほど、タイヤの溝がツルツルの状態だと査定額にも影響を及ぼします。契約成立後、査定士が自社に乗って帰る時点でタイヤがパンクしたり、バーストした事により、事故を起こしかねないと思われるためです。

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複数の買取店を比較して高額査定を狙う方法

「複数の買取店を比較することでどれだけ査定額が変わるのか?」と思う方もいらっしゃると思います。

オンラインの一括査定から直接の店舗依頼まで、効果的な査定比較の方法をご紹介します。

オンラインの無料一括査定サービスを活用する
高額査定を狙う方法として、もっともポピュラーかつ手堅い方法が「オンラインの無料一括査定サービスを活用する」ことでしょう。

買取業者から問い合わせの電話が殺到して驚かれるかもしれませんが、これも1万円でも高く買い取ってもらうための試練だと思って対応してください。

買取業者の多くが直近のアポイントを取ろうと必死にスケジュール調整をしてくるので、各社の査定をなるべく1日で終えられるよう、一気に行うようにしてください。

正直、かなり大変ではありますが、買取業者によって査定額に大きな差が出る確率が非常に高いです。終わってみると「大変だったけれどやってよかった」という結論に達する確率が高いです。

地域の買取店に直接査定を依頼する

買取業者に出張査定に来てもらうのではなく、近隣の買取業者にオーナー自ら持ち込み、査定を依頼するパターンもありです。オーナー自らわざわざ店舗まで足を運んでくれるのですから、先方は喜んで査定してくれます。

ただ、これは言い方を変えれば敵陣に乗り込んでいくようなもの。いわば「完全にアウェイ」な状態です。その場の雰囲気に飲み込まれ、勢いで契約してしまう可能性もあります。査定額に納得がいかないときは断る勇気も必要です。その自信がないのであれば出張査定をおすすめします。

ディーラーや専門店などの買取サービスも検討する

オールジャンルの買取業者ではなく、自分が所有しているモデルを取り扱っているディーラーや、スポーツカー専門など特定のジャンルに特化した業者に査定を依頼するのもひとつの方法です。

特に専門店との親和性が高いクルマを所有している場合、仮に過走行気味であってもコンディションが良ければ他店よりもプラスの査定額が出ることもあります。そのまま商品車として店頭に並べることを想定しているからです。

マイナーなモデルは専門店に、街中で多く見掛けるようなモデルは、オールジャンルの買取業者に査定を依頼してみると良いです。

査定結果を比較して、最も安心できて高額な買取店を選ぶ

例えばMOTAのように、申し込みの時点で最大で20社が事前に査定を行い、高額を提示した上位3社とやり取りをして、最終的に1社に絞るという流れは非常に効率が良い仕組みといえるでしょう。

事実、20社もの買取業者が一斉に問い合わせをしてきたら、携帯電話の呼び出し音が鳴り止まないくらいの勢いで電話が掛かってきます。慌ただしく対応しているうちに、どの業者がいつ、何時に出張査定に来るのか把握できなくなるほどです。

もしかしたら残り17社のなかに高額査定を提示してくる業者があったかも…といった心配をする必要もなく、こちらの仕組みは大いに活用したいところです。

高額査定を出す買取店の特徴

高額査定を出してくれる買取店を見つけるためには、その店舗の販売ルートの違いなどを理解する必要があります。詳しく見ていきましょう。

買取事業者の収益構造を理解する

買取業者はユーザーからクルマを買取り、全国各地のオークションに出品し、そこで落札された金額(売れた金額)の差益が1台あたりの利益です。人気のモデルやレアなクルマの場合、オークションの落札価格が上昇することになるので、さらに利益が生まれます。つまり「安く仕入れて高く売る」のが商売のスタイルです。不人気車、過走行車、事故車などはできれば出張査定も避けたいというのが本音です。

そのため、あえて事前の査定で大幅に安い買取り金額を提示して早々に戦線離脱するなど、うまくやりくりしているのです。

買取事業だけではなく、販売部門を運営しているか確認する
ユーザーから買い取ったクルマをオークション会場に出品して利益を得る他に、自社で店舗を構え、買取車両をそのまま商品車として販売することでさらに利幅が得られます。値付けも自社で決められますから、人気のモデルであれば高値で買い取り、その分、店頭価格に上乗せすればいいのです。

こういった販売経路を持っている買取業者は査定額も強気に出られます。「少しくらい高くても店頭に並べれば売れる」という見込みがあるからです。買い取り依頼をする際には、自社でも中古車として販売する店舗があるのか、事前に確認してみてください。

販売部門に限らず輸出ルートなど独自の販売ルートを持っているかを確認する

過走行車、傷が多いクルマ、事故車や修復歴ありのクルマはマイナス査定になりがち…。これは覆りませんが、海外に輸出するルートを持っている買取業者であれば、少しは査定額にも期待が持てそうです。

10万キロが過走行とか、事故車はマイナス査定というのもあくまでも日本国内で使用する場合に限っての話です。…というのも「日本車である」という時点で海外では価値があり、需要があるからです。一般的な買取業者で査定金額が安くてガッカリした方も、気を取り直して輸出するルートを持つ買取業者に査定を依頼してみてください。

買取価格を上げるためのコツ

クルマを高く売るために、売却時期や車種の選び方が重要です。売却のタイミングや人気車種の選び方について、成功するコツをお伝えします。

売却時期を選ぶ

クルマの買取り「相場」というくらいですから、常に買取り価格は変動しています。需要が高まればそれに応じて査定額も上昇しますし、その逆も然りです。

例えば、オープンカーであれば春先や秋に掛けて需要が高まります。軽自動車であれば新社会人が通勤の足で乗りたいと探し出す年明け〜春先に掛けて…などなど。クルマの需要が上がる時期には相場も上がる。つまり、多くのクルマには「売り時」というものが存在するのです。

リセールのよい車種を購入する

トヨタ アルファード、レクサスRX、ホンダS660やN-BOXなど…。新車はもちろんのこと、中古車でも高い人気を誇るクルマはリセールバリューが期待できます。さらに、白・黒・パールホワイトなど、定番かつ人気の高いボディカラーであれば申し分ありません。

もし、クルマにそれほど興味がないのであれば、リセールバリューが期待できるクルマを選んで乗ることも「賢者の選択」といえます。

買取と(乗換車種の)購入を同じ店舗でおこなう

例えば、トヨタ ヴォクシーを下取りに出して、アルファードに乗り換える。ヴォクシーのコンディションが良く、さらに人気のグレードやボディカラーだった場合、査定した店舗で別のクルマに乗り換えるとしたら破格の条件を提示してもらえるかもしれません。

もし、特定のメーカー、そして特定のモデルが気に入っているのであれば、同じセールスマンから乗り替え続けることでさらに好条件を提示してもらえることがあるでしょう。理由は同じ店舗で下取りと新しいクルマの契約をする場合、販売店は2台の利益が見込めるためです。

今回紹介した準備が整ったら、まずは買取店に査定を依頼して比較しましょう。高額査定を得るための第一歩です。

最強買取を運営するTOPRANKでは店頭販売もおこなっております。豊富な買取実績と専門知識を持つスタッフが、大切な愛車を納得のいく価格で買い取らせていただきます。ぜひお気軽にご連絡ください。

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